<NATO首脳会議に登場した史上初の「ファースト・レディー」ならぬ「ファースト・ジェントルマン」に対し、ホワイトハウスが犯した意図的とも思える「ミス」または差別>

5月25日にNATO(北大西洋条約機構)首脳会議に出席した首脳の夫人らの集合写真の説明文で、ホワイトハウスがルクセンブルクのグザビエ・ベッテル首相の同性婚パートナーで建築家のゴティエ・デストネの存在を省略していたことが発覚した。アンチ同性愛とも取れるホワイトハウスの姿勢に批判が集まっている。

ベルギー・ブリュッセルに会したNATO首脳陣が会談中、夫人らはブリュッセル王宮を訪問し、記念撮影に応じた。そして、その後ホワイトハウスのフェイスブック公式アカウントの投稿にあった意図的とも思える「ミス」を複数メディアが報じた。

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(ファースト・ジェントルマンの紹介文が無い理由は...? 同性愛者だから?)


写真には写っているのに、右側の紹介欄にはデストネの名前だけがなかった。「NATOリーダーの配偶者」で紹介されているのは、(前列左から)フランスのブリジット・トロニュー仏大統領夫人、トルコのエミネ・エルドアン大統領夫人、メラニア・トランプ米大統領夫人、ベルギー国王妃マチルド・デュデケム・ダコ、ノルウェーのイングリッド・シューレルー首相夫人、ブルガリアのデシスラバ・ゲンチェバ大統領夫人、ベルギー首相のパートナーのアメリエ・デルボートレンギヤン、(後列左から)スロべニア首相のパートナーのモイカ・ストロプニック、アイスランドのトラ・マルグレット・バルドヴィンスドティール首相夫人。10人写っているのに、明らかに1人足りない。

スレート誌編集者のスコット・ビクスビーは、自身のツイッタ―にホワイトハウスの「ミス」写真を投稿。ニュースメディアThe Advocateは、皮肉満載で「ホワイトハウスには見えていないみたいだけど、ルクセンブルクのファースト・ジェントルマンが見える人はリツイートを」と呼びかけた。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部