「六月博多座大歌舞伎」に先駆け、出演者の“ご当地到着”を船に乗ってお披露目する「船乗り込み」が行われた

写真拡大

6月2日(金)から26日(月)まで、博多座(福岡市博多区)で公演する「六月博多座大歌舞伎」に先駆け、出演者の“ご当地到着”を船に乗ってお披露目する「船乗り込み」が、5月29日に行われた。

【写真を見る】息子たちと、そろっての襲名披露となる、中村橋之助改め八代目中村芝翫(しかん)

同公演で、親子4人そろっての襲名披露となる、中村橋之助改め八代目中村芝翫(しかん)、長男・四代目橋之助、次男・三代目福之助、三男・四代目歌之助らが登場。晴天のなか、川沿いに集まったファン約3万人に声援を受けながら、博多川をにぎやかに下った。

まず始めに、中村芝翫が「昼の部も、夜の部も楽しんでいただけると思うので、何回でも博多座に足を運んでいただきたい」と、あいさつ。

続いて、四代目橋之助は、「初めて博多座に出演させていただきます。憧れのお役であった、演目『車引(くるまびき)』の梅王丸を昼の部で務めさせていただきます。一生懸命務めますので、よろしくお願いいたします」と、語った。

三代目福之助は、「まだまだ、わからないことだらけではございますが、先輩方に教えていただきながら、精一杯頑張りたい」と、話した。

四代目歌之助は、「兄弟3人で、憧れだった『車引』を務めさせていただきます。また、僕は初めての女形を務めさせていただきます。頑張りますので、よろしくお願いいたします」と、意気込みを語った。

同公演では、坂田藤十郎をはじめ、尾上菊五郎、人間国宝の中村東蔵(とうぞう)、中村梅玉(ばいぎょく)、中村時蔵(ときぞう)、中村魁春(かいしゅん)、中村鴈治郎(がんじろう)、尾上菊之助ら、豪華な顔ぶれにも注目だ。

チケットは現在発売中。平日・昼の部の席には、まだ空きがあるので、早めに予約しよう!【福岡ウォーカー編集部/杉山はづき】