新「Surface Pro」について語るマイクロソフトのパノス・パナイ氏

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 日本マイクロソフトは5月26日、タブレットとノートPCの二役をこなす2in1 PC「Surface Pro4」の後継モデルとなる「Surface Pro」を6月15日に発売すると発表した。日本での製品発表会にあわせて、「Surfaceの父」と称されるマイクロソフトのパノス・パナイ氏が来日。ファンレス設計や4096段階の筆圧感知など、従来からの強化点や新機能について説明した。

●Core m3/i5モデルはファンレス設計、Core m3/i5モデルも静かに



 新「Surface Pro」は、解像度2736×1824の12.3インチPixelSenseディスプレイを搭載し、デザインは前機種「Pro 4」を継承しているものの、細部では800以上の新しいパーツを採用しているという。CPUはインテルCore m3、Core i5、Core i7の3タイプ。メモリは4GB、8GB、16GB、ストレージ容量は128GB、256GB、512GB、1TBを用意した。800万画素のオートフォーカス対応リアカメラ、500万画素のフロントカメラは従来と同じ仕様だ。

 「Surface Pro史上最軽量」(パノス・パナイ氏)というように、CPUにCore m3を搭載したモデルで約768g(1.69ポンド)の軽さを実現した。Core m3とCore i5搭載モデルはファンレス構造となり、静音性と、最大約13.5時間の長時間駆動を実現した。「Pro 4」では9時間だったので、バッテリ駆動時間は飛躍的に延びた。なお、Core i7搭載モデルは、作業中やビデオ再生中も静かなハイブリッド冷却システムを内蔵する。

 また、独自のキックスタンドは、165度まで広がる「マルチアングル」を採用。ペンで描画する際に、キャンバスのように自在に傾けられるようにした。

●Surface ペンを刷新、筆圧感知は4096段階に



 操作面では、新Surface Proとの組み合わせのみで対応可能なSurface ペンを刷新。筆圧感知機能は、従来の1024段階から4096段階にして表現力を高めた。新たに傾き検知機能も備わり、筆の傾きを反映したリアルな表現が可能になった。

 ディスプレイ側も4069段階や傾き検知に対応する必要があるため、新Surface Pro以外との互換性はないが、パノス・パノイ氏は「時間はかかると思うが、ファームウェアの更新で対応することは可能だ」と語った。

 税別参考価格は、一般向けが10万5800円〜31万5800円、法人向けが9万3800円〜30万3800円。ファンレス設計のCore i5搭載モデルは、ストレージ容量128GBモデルが12万6800円、256GBモデルは14万6800円。なお、2017年秋頃には、Surface単体でデータ通信を利用できるLTEモデルを発売する予定。

 同時に発表した、Surfaceシリーズ向け専用アクセサリのうち、プラチナ、コバルトブルー、バーガンディの3色で展開する「Surface Pro Signature タイプ カバー」は7月7日に、「Surface ペン」のシルバーは8月に発売する。税別参考価格はSignature タイプ カバーが1万9400円、Surface ペン単体は1万1800円。

●「Pro 5」にならなかったのはなぜ? ――パノス・パナイ氏が明かす



 新しい「Surface Pro」は5世代目にあたるが、これまでのPro、Pro 2、Pro 3、Pro 4といった連番を引き継がず、製品名は、単に「Surface Pro」となった。その理由について、マイクロソフトのパノス・パナイ氏は、記者の囲み取材で「われわれはNEW Surface Proと呼んでいる。(これまでとは違う)新しいという意味が込められている」と明かし、「現時点で決定的な製品がこれというもので、将来については心配しないでほしい」と話した。(BCN・細田 立圭志)