親にとっては子どもの進路は一大事であるが、中国人の親にとって、もし子どもが日本に留学したいと言った場合、心中は複雑なものとなるに違いない。最近、中国の一部の若者たちは日本のアニメや漫画の影響を受けて親日的になっており、なかには日本に強いあこがれを抱く者も少なくない。そのため子どもが日本に留学したいと訴える状況も珍しいことではなくなっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 親にとっては子どもの進路は一大事であるが、中国人の親にとって、もし子どもが日本に留学したいと言った場合、心中は複雑なものとなるに違いない。最近、中国の一部の若者たちは日本のアニメや漫画の影響を受けて親日的になっており、なかには日本に強いあこがれを抱く者も少なくない。そのため子どもが日本に留学したいと訴える状況も珍しいことではなくなっている。

 中国メディアの捜狐はこのほど、「自分の子どもが日本留学を望んでいる親が抱える心配や懸念」について紹介し、どのように子どもと向き合うべきかを考察する記事を掲載した。

 記事は親の感じる不安を大きく三つの分野に分けて考察している。1つ目はやはり、中国人にとって日本留学は「何となく安心できない」とし、その理由としては日中関係が緊張した場合でも「日本人は中国人に対して友好的な態度を示してくれるだろうか」というものや、「大きな地震を経験したことがない中国人にとって、日本は常に地震が発生しているゆえ安全面で大丈夫だろうか」といった懸念があるのだと伝えた。

 2つ目には「日本留学で何を学ぶことができるか」という点を挙げ、言語の違いが壁となるゆえに本当に向学のための渡航になるのか、それともまだ若いゆえに周囲に影響を受けて自分も日本へ行きたくなっているだけなのかを親子で共に見極める必要があることを促している。また、3つ目に「留学費用」についても取り上げ、日本留学のコストパフォーマンスは高い方ではあるが、中国人の所得水準から見て日本の物価はまだ高いと伝えている。

 記事によると日本への留学を望む子どもを持つ中国人の親の多くは、この3つが主な懸念となるとしつつも、子どもの希望を頭ごなしに否定するのではなく、将来の進路について共に話し合うことによって、親は子に相応しい将来の後押しをしていくことができると結んでいる。

 日本でも子どもが海外への留学を希望する場合、同じような点を親は心配することになるであろうが、日本に強い憧れを抱く中国人の若者が今後さらに増えるにつれ、こうした話し合いが多くもたれるようになっていくことが予想される。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)