17F1第6戦、モナコGP決勝。表彰式でトロフィーを手にするフェラーリのセバスチャン・ベッテル(2017年5月28日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】17F1第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2017)は28日、決勝が行われ、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が優勝を果たし、総合争いでメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に25ポイント差をつけた。

 地中海のまばゆい日差しが降り注ぐ中、通算4度の年間タイトル獲得を誇るベッテルは、ポールシッターでピットストップまではトップを維持していたチームメートのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)を3秒1差の2位に抑えて勝利を飾った。

 険しい表情をしていたかもしれないライコネンの援護射撃を最大限に生かしたベッテルは、世界王者に通算7度君臨したミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が2001年に優勝して以来、16年ぶりにフェラーリにモナコでの勝利をもたらした。フェラーリにとって通算82回目のワンツーフィニッシュをティフォシ(tifosi、フェラーリの熱狂的ファン)が祝った。

 モナコGPで自身2度目の優勝を果たし、今季3勝目でキャリア45回目の勝利を飾った29歳のベッテルは、総合争いでも合計129ポイントを積み重ね、104ポイントのハミルトンを引き離した。優勝の瞬間は「イエス、イエス、イエス」と叫びながらチームに感謝の気持ちを伝えると、「最後の2ラップはタイヤが厳しく、全力で走行した」と振り返った。

 一方、ライコネンは表彰式で2016年シーズン王者のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)氏にマイクを向けられた際、いつも以上に無表情で口数も少なく、今の心境について「なんとも言えないよ、本当に。2位では満足じゃない。今回はそういう気持ちだ」と答えた。

 昨季のモナコでは不運にも優勝を逃したレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)は、第1コーナーの「サン・デボーテ(Sainte Devote)」で壁に衝突するアクシデントがありながらも3位でフィニッシュ。メルセデスのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が4位、レッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が5位に続いた。

 トロ・ロッソ(Toro Rosso)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)も善戦して6位に入り、予選13番手スタートのハミルトンを7位にかわした。ハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)も8位で入賞を果たした。

 同日行われたインディアナポリス500(Indianapolis 500)に出場したフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)の代役を務めたマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のジェンソン・バトン(Jenson Button)は、ザウバー(Sauber)のパスカル・ウェーレイン(Pascal Wehrlein)と接触してリタイアしてしまった。

 トンネル手前のカーブ「ポルティエ(Portier)」でマシンが横倒しになったウェーレインだったが、特にけがはなかった。レース終盤に起きたこのクラッシュでは、6周にわたりセーフティーカーが導入された。
【翻訳編集】AFPBB News