Appleが音声アシスタント「Siri」などのAI技術に特化したチップを開発中、との噂が報じられています。

Siri専用チップとは?

大手ニュースサイト『Bloomberg』によると、AppleはSiriなどの人工知能(AI)技術で行う処理専用のチップを開発しています。

Appleの社内では、このチップを「Apple Neural Engine」と呼んでいます。

AI分野では、人間が情報を処理する仕組みを再現してAIの情報処理に活かすニューラルネットワークの研究が進められています。Bloombergの記事で詳細は説明されていませんが、この技術と関連がありそうです。

このチップは、たとえば写真アプリでの顔識別、Siriでの音声入力、キーボードの予測変換などに使われる可能性があります。他社製アプリへの開放も検討されています。

なぜSiri専用チップが必要なのか

AIに必要な処理は専用チップに任せた方が効率は良く、消費電力も減らせるからです。

Appleは『iPhone 5s』でモーションセンサーの情報を処理するM7コプロセッサを、『iPhone 7』で処理に必要な能力に応じてチップを切り替えるA10プロセッサを採用しました。いずれも消費電力を削減するための仕組みです。

iPhone 8にSiri専用チップを搭載?

iPhone 8にSiri専用チップが搭載される可能性はありますが、Bloombergによると年内に準備が整うかは不明。試作機はすでに開発され、テストが行われているそうです。

これに関連して、6月に開催されるWWDC基調講演ではSiriを中心としたAIに関する何かが発表されるかもしれない、とBloombergは予測しています。

今年のWWDC基調講演ではiOS 11やiPad Pro 2の発表が予想・期待されています。
iOS 11発表イベントは6月6日午前2時から、公式中継も

参考

Apple Is Working on a Dedicated Chip to Power AI on Devices - Bloomberg