Surfaceダイヤルを作ったマイクロソフトの中の人に、日本の絵師に向けてコメントをもらってきた話
5月26日、マイクロソフトが3種類の新型Surfaceを日本市場に投入すると発表し話題を呼びました。また、以前から話題になっていたダイヤル型の入力デバイス「Surfaceダイヤル」や新型の「Surfaceペンも」日本で発売されることが発表されました。

今回は、発表会に際して来日した、Surfaceの入力デバイス開発者に話を聞く機会がありましたのでレポートします。

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インタビューしたのは、SurfaceダイヤルやSurfaceペンの開発に永らく携わってきた、マイクロソフトの「Steven Bathiche」氏(以下、スティーブン氏)。そして、Windowsの新しい手書きアプリ「Microsoft Whiteboard」の開発に関わった、同じくマイクロソフトの「Han-Yi Shaw」氏(以下、ハンイー氏)です。


▲米マイクロソフトのスティーブン氏(左)とハンイー氏(右)

--SurfaceダイヤルやSurfaceペンはクリエイター向けを意識されて開発されたのでしょうか?

スティーブン氏:そうではありません。ペンデバイスというとイラストレーターやアニメーションクリエイターを思い浮かべますが、ビジネスシーンにおいても手書きメモや、ダイヤルを使った高速スクロールなど出番はシーンを問いません。特にSurfaceダイヤルは使用方法を問わない新しいデバイスと考えて下さい

--Surfaceダイヤルにそんな使い方があるのですね?

ハンイー氏:巨大なExcelファイルをスクロールするには、マウスのホイールかスクロールバーかカーソルキーを操作するのが一般的でしたが、ダイヤルを使うことで今までにないスムーズな高速スクロールを実現しました。ユーザーが最も使いやすいように最適化することに苦心しました。

--クリエイター向けだけではない理由を詳しく!

ハンイー氏:確かにSurfaceペンやダイヤルはクリエィティブな作業に適しています。しかし、私が開発に携わった「Microsoft Whiteboard」などは、その名の通り、オフィスの会議室においてあるホワイトボードをコンピューターで再現しています。誰かがホワイトボードに描いた図柄を複数人で共有したり、同時に書き込んだりできます。みなさんもマーカーを使ってホワイトボードに書き込むでしょ? あれと同じことが可能です。

▲スティーブン氏が開発に携わったSurfaceダイヤルとSurfaceペン

--日本にはハリウッドにも劣らないデジタルクリエイターが多数いますが彼らに向けて一言

スティーブン氏:日本の優秀なクリエイターが生み出した数多くの作品を私も知っています。我々が開発したデバイスを使って、彼らが新しい創造をしてくれることを楽しみにしています

--私はライターですが趣味で絵も描きます。日本にはプロではないが「絵師」と呼ばれるアマチュアクリエイターが多数活躍しています。彼らに向けても一言ください

スティーブン氏:日本のクリエィティブシーンは素晴らしいと感じています。Surfaceファミリーはプロ・アマ問わず、使用して頂ける革新的デバイスです。我々が開発したデバイスが「絵師」の皆さんの創作活動を手助けできれば、これ以上の無い幸せです

▲えぇ、お恥ずかしながら......

--しかしですね、私も含めた「絵師」の多くはお金が無く、とてもSurface Studioなんて高価すぎて買えません。どうしたら......?

スティーブン氏:確かにSurface Studioは秀逸なクリエイティブデバイスとなり得る存在です。その反面、高価格です。そんな時は新しいSurface Proをオススメします。最廉価モデルであれば10万円強で買えますし、Surfaceダイヤルなどの新型入力デバイスももちろん使えます。現にここにあるSurface Proは私の私物で、Surfaceファミリーの中で最も気に入っています

▲スティーブン氏も愛用しているという新型の「Surface Pro」

--うーむむ。最廉価のSurface Proを買ったとしても、タイプカバー、ダイヤル、ペンを購入すると合計で15万円近くかかってしまいます......

スティーブン氏:そこはなんとか頑張ってくれ! としか言えません(笑)。ただ、Surfaceを入手した暁には、必ず満足させる自信があります。あらゆる手段を駆使してSurfaceを入手できることを祈っています。私も応援しています!

新しいデバイスとアプリケーションに自信をみせる両氏。確かに発表会のタッチアンドトライにて実機を触った印象としては、両氏の自信を裏付けるほどのクオリティでした。

余談になりますが、たまたま現場に居合わせたプロのデザイナーに「コレどうですか?」と尋ねたところ「欲しい!」の一言。「MacじゃなくてもOKなの?」との問いには「OSを超えた出来映え」と大絶賛。

現役のSurface Pro 4ユーザーでもある筆者としては、新型のSurface ProはLTEモデルが出たら、ダイヤルとペンを組み合わせて使いたいと考えています。

また、Surface Studioは価格設定からして、とても購入できそうにありませんが、ペンやダイヤルとの相性、画面の精細感、デザイン性など全てがツボにはまる製品です。特に、指一本で画面を直立させたり、チルトさせたりできる「ゼログラビティヒンジ」は、ペン入力だけでなく、キーボード入力も高頻度で行う筆者の使用環境に最適なデスクトップモニターなので、喉から手が出るほど欲しいというのが本音です。まぁ買えませんけどね!

Thank you so much for Mr.Steven and Mr.Han-Yi

▲筆者との記念撮影に気さくに応じてくれた両氏。「このポーズはHoloLensのジェスチャーではありません!」と無駄なアピールをして失笑を買ったのは言うまでもありません



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