なんだかよさそうなガジェットを見つけても、無計画に購入してしまうと家の中がゴチャゴチャしてしまいがち。机や部屋にこれ以上スイッチやリモコンが増えるのかと思うと、手が出しづらくなりますよね。

 

できるだけ快適な生活を送りたいものの、たまには新製品を取り入れたい……。そんな悩みを解決しようと立ちあがったプロジェクトが、本稿で紹介する「Nuimo」と「Welle」です。

 

複数のスマートデバイスをまとめてコントロールできる「Nuimo」

クラウドファンディングサイト「Kickstarter」と「Indiegogo」での資金獲得キャンペーンで大成功をおさめた「Nuimo」は、スマートデバイスのリモコンをひとつにまとめたコントロールパッド。

 

キャンペーンが終了した今は、ひとつ2万2000円で一般販売をしています。現在、配送はオーストラリア、カナダ、アメリカのみとなっているので、これから日本への配送が始まるのを期待したいところ。

 

 

パッドは360度回せるダイヤル、スマホのスクリーンのようにクリックやスワイプ、そしてパッドの上で手を掲げてもそれもセンサーが探知してくれます。この4種類の操作によって、様々なスマートデバイスをまとめてコントロール可能。

 

 

もちろん、スマホひとつあればアプリを使ってほぼ全てのものがコントロールできるのは事実。

 

でも、何でもかんでもスマホのスクリーンを見つめないといけないのに嫌ですよね。スマホ依存にもつながります。スマホなしでは生活が困るようになると危険だからこそ、最近は音声コントロールや、タッチコントロールのデバイスが続々と増えてきているわけです。

 

なんだかんだ言っても我々は人間、コンピューターに使われるのではなく、私たちが気軽にできる方法でコンピューターを使いたいですよね。

 

 

この「Nuimo」は、押すと中央にアプリを示すアイコンが表示され、上下にスワイプすることで操作する対象を選ぶことができます。操作が感覚的で、素晴らしいですよね。ワイヤレスなので自室、リビング、と必要に応じて持ち歩くことができるところもナイスです。

 

またMacはマウスの代わりにも使えるので、Twitter上では「これはビデオ編集時にパーフェクトすぎて言葉にできない」と絶賛のツイートも上がっています。ミニマリストを目指す人にもおすすめのコントロールパッドです。

 

壁に貼り付けて複数のデバイスをまとめて操作できる「Welle」

複数のスマートデバイスをまとめて操作するという点で「Nuimo」と同じなのが、「Welle」。こちらも家電の操作がもっと楽になる、素晴らしいプロダクトです。

 

ただし「Nuimo」と違い、「Welle」は机やナイトスタンドといった表面を何でもコントロールパネルにできます。

 

 

また超音波なので暗い室内でもコントロールでき、赤外線と比べても感知の距離が広く、また電気消費量も少なくて済みます。

 

 

高性能のセンサーなので、ただ上下左右のスワイプ以外に、「?」マークやアルファベットなどユーザーがジェスチャーをカスタマイズして登録することも可能。

 

 

220万円の資金獲得を目指したキャンペーンは、なんと1580万円もの資金を集めて大成功に終わりました。商品配送は今年の10月予定。今は予約はできませんが、一般販売はひとつ1万1000円を想定しているそうです。

 

 

購入者たちの想像は膨らむ一方で、「冷蔵庫のドアに取り付けて冷蔵庫の表面をスマートコントローラーにしたい」「一回の動作で複数のデバイスの操作をしたい」といったコメントが殺到中。

 

「Nuimo」も「Welle」も一家に一台ほしいですよね。どちらかがあれば、もうリモコンをなくしてイライラすることもなくなりそうです。