『4人の食卓』イ・スヨン監督のスリラー『犯人は生首に訊け』本国ポスター
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 昨年好評を博した韓国映画の特集上映「反逆の韓国ノワール」が7月1日より東京、8日より大阪で開催されることが決定した。チョン・ジヒョン主演のサイコホラー『4人の食卓』(2003)のイ・スヨン監督作『犯人は生首に訊け』、実話を題材にした『善惡の刃』など4本の犯罪映画が上映される。

 『犯人は生首に訊け』は、タイトルが示す通り死体の“生首”を巡る物語。漢江の解氷と共に首と手足が切断された女性の死体が発見されたことから15年に渡る連続殺人の謎が紐解かれていく。孤独な医師は、精肉食堂を営む一家に疑いを向け、店の冷蔵庫に死体の頭部が隠されていると考えるが……。『お嬢さん』のチョ・ジヌン、『オオカミの誘惑』のイ・チョンアらが出演。

 『善惡の刃』は、韓国で実際に起きた「薬村五叉路タクシー運転手殺人事件」に基づくサスペンス。2000年に益山市でタクシー運転手が刺殺され、第一発見者の15歳の少年がナイフを隠し持っていたことから有罪判決を受けた。10年の刑期を追えて出所したのち、被害者遺族へ賠償金を支払うために多額の借金を抱える彼と、借金を無効にする方法として事件の再審を持ちかける弁護士の物語が展開する。監督は、犯罪コメディー『残酷な出勤』(2006)が「韓流シネマ・フェスティバル2008春」で上映されたキム・テユン。

 そのほか、チョン・ウソンら豪華キャストのオムニバス映画『Sad Movie <サッド・ムービー>』(2005)で脚光を浴びたクォン・ジョングァン監督が、街を牛耳る財閥企業夫人刺殺事件で冤罪を訴える死刑囚の顛末を描く『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』。15年前の死亡事故によりさびれた山で発見された金脈を巡り、欲望に駆られた人々の壮絶な戦いを、『シルミド/SILMIDO』(2003)のアン・ソンギら実力派を迎えて描く『殺戮にいたる山岳』が上映される。(編集部・石井百合子)

「反逆の韓国ノワール2017」は7月1日よりシネマート新宿にて3週間、7月8日よりシネマート心斎橋にて2週間公開