男性に効果的なアプローチって? プロが男性心理を解説!

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男性は追うよりも追わせたほうがいいと言われますが、好きな人ができたとき、女性から積極的にアプローチしてもいいのでしょうか。心理コーディネーターの織田隼人さんに、男性心理に効果的なアプローチ方法について教えていただきました。

■女性からアプローチするメリット&デメリット

まずは、女性から積極的にアプローチすることに対して、どんなメリットやデメリットがあるか聞いてみましょう。

◇女性からアプローチするメリット

織田:女性が積極的にアプローチすると、男性と付き合える可能性が上がります。単純な話ですが、アプローチしないのと、アプローチするのを比べれば、うまくいく可能性が全然違います。アプローチしなければ、もし男性に興味を持ってもらえなかった場合、ただの片思いで終わってしまいます。

でも、自分からアプローチすれば、少なからず男性は「あれ、恋の可能性がある?」と考え、付き合えるかどうかを検討してくれるのです。その結果、彼が「付き合える」と判断すれば恋人になれます。アプローチしたほうが、両思いになれる可能性は高いのです。

◇女性からアプローチするデメリット

織田:アプローチすることに対するデメリットは特にありませんが、失敗したときに傷ついてしまう可能性があります。頑張って行動したのに失敗したら、やはりショックですよね。そして、頑張った分だけ自信をなくしてしまうのが人間というもの。もしかしたら、もう自分から積極的にアプローチするのはやめようと思うかもしれません。

しかし、2〜3回その失敗を乗り越えると、心が丈夫になって傷つきにくくなります。振られたことを深刻に受け止めすぎず、何度か違う人にアプローチしていけば、自然と彼氏はできます。最初はがっかりするかもしれませんが、ぜひあきらめずにトライしてみてください。

■男性に効果的なアプローチ方法

好きな男性に女性からアプローチする場合、どんな方法が効果的なのでしょうか。言葉、仕草、LINE、デートの誘い方について聞いてみました。

◇男性に効果的な「言葉」

織田:「○○君のこういうところが好き」とか「一緒にいたいな」といった言葉が効果的です。なぜなら、付き合う前の段階では男性に「自分のことを気にしてもらう」ことが重要だからです。人間は、同じ人が何度も脳裏に浮かんでくると、だんだんその人のことが気になって、好きになり始めます。つまり、男性に「脈あり」だと感じてもらうためには、「好きを匂わせる言葉」を伝えることが効果的なのです。

◇男性に効果的な「仕草」

織田:仕草についても、男性に「脈あり」を匂わせるものがよいです。以下の3つを意識してみましょう。

☆目を合わせて微笑む

目が合ったら、ちょっと長めに見つめ返してみてください。さらにニコッと笑うと、男性は「目が合ったことをわかった上で好意を向けられている」と感じます。ただ単に見つめ返すだけでは「にらまれている」と思われる可能性もあるので、常に笑顔を心がけましょう。

☆オーバーアクション

オーバーアクションも効果的です。恋愛とは感情が大きく動くもの。男性と話をするときに、身ぶり手ぶりをつけて感情をおおげさに表現することで、相手にもその気持ちが伝わり、相手の感情も動かすことができます。

☆話を聞くときは前のめりになる

面と向かって話すときには、前のめりになりましょう。相手の話に興味があることを体を使って表現することで、近づこうとしているという雰囲気を感じ取ってもらえます。

◇男性に効果的な「LINE」

織田:LINEのやりとりですが、基本的には相手のテンポに合わせつつ、ちょっと早めに返信をするのが効果的です。少し早めに返すことで、「やる気」を感じ取ってもらえて、相手を気にかけていることが伝わります。

また、ハートマークや顔文字、スタンプなどもたくさん使いましょう。特に恋愛を意識させるようなかわいいものがおすすめです。というのも、恋愛は感情が大きく動いたときに進みやすいため、スタンプなどを使うことで自分の気持ちを大げさに表現でき、その分相手の感情も動かしやすくなります。

◇男性に効果的な「初デートの誘い方」

織田:男性に「行きたいところを伝える」のが効果的な初デートの誘い方です。「一緒に遊びましょう」と言ってデートに誘うと、男性が行き先を考えなければなりません。すると男性の負担が増えてしまい、考えているうちに面倒くさくなってしまう可能性があります。その点、自分からデートコースを提案すれば、男性はデートに行くだけでよいので、心の負担が軽くなります。

具体的なデートプランですが、まずは自分で1日のスケジュールを決めてしまいましょう。わざわざ男性に伝える必要はありませんが、待ち合わせをカフェにして、そこで二人でお茶をしてから目的地に向かう、というような全体の流れを考えておいてください。誘うときは、「15日にカフェに一緒に行きませんか?」というように、具体的な日にちと場所を指定するとよいです。最初から複数の代替案を提示してもよいでしょう。

■男性に逆効果なアプローチ方法

男性に効果的なアプローチ方法は、好意を匂わせる言葉や行動だということがわかりました。それでは、男性にとって逆効果になってしまうアプローチ方法についても見ていきましょう。

織田:いわゆる「媚びる」行為はしないようにしましょう。媚びる行為とは、自分が下手に出て無理にお世辞を言ったりすることです。男性には素直な「好意」を伝えることが大切なので、媚びてイイと思っていないところまで褒めると、どんどん自分の価値を落としてしまいます。よく男性が調子に乗ってしまうことがありますが、これは女性に媚びられたときになりやすいです。

恋愛はお互いが対等な立場で成立するもの。下手に出て相手の言うことを何でも聞くのではなく、自分が感じたことを素直に表現するようにしましょう。

■男性の反応が薄い場合の対処法

頑張って男性に好意を伝えても、イマイチ手応えを感じないときもありますよね。男性の反応が薄い場合、女性はどうすればいいのでしょうか。

織田:男性のタイプによって異なりますが、男性の友だちに相談するのがおすすめです。友だち同士なら、ある程度恋の状況を把握している可能性があるので、完全に脈なしなのか、脈はあるけど反応が鈍いのかがなんとなくわかります。

完全に脈なしの時は、残念ですがあきらめましょう。人には好みがありますので、たまたま合わなかっただけです。反応が鈍いだけという場合には、引き続き積極的にアプローチを続けてください。

■女性が傷つかないアプローチのコツ

好きな男性にアプローチして、もし振られてしまったらショックですよね。なるべく女性が傷つかないようにアプローチするテクニックについて、織田さんに聞いてみました。

織田:女性がアプローチをするまで「男性はその気になっていない」ことが多いです。そのため、まずは女性から積極的にアプローチをする必要があります。もし「恥ずかしい」とか「傷つきたくない」という思いが強ければ、「どの範囲まで頑張ると自分が傷つくのか」を確認してから行動しましょう。

例えば、あいさつするときに「おはよう」だけよりも「○○さん、おはよう」と名前で呼んだほうが、興味を持ってもらいやすいです。もしこのあいさつが失敗したとき、あなたはどれくらい傷つきますか? 立ち直れないほどショックならやめてもいいです。でも、名前を呼ぶだけで脈が生まれる可能性は高くなります。

自分の中で行動するメリットとデメリットを天秤にかけて、メリットのほうが大きければ行動してください。ただ単に「恥ずかしい」からといって全部やめてしまっては、いつまでたっても恋は生まれません。自分の心と相談して、できる範囲でどんどん行動していきましょう。

■まとめ

好きな男性ができたときは、女性から積極的にアプローチするほうがメリットが多いとわかりました。まずは積極的にあいさつをしたり、気軽にデートに誘ってみるとよいでしょう。しかし、相手に気に入られたいからといって、媚を売ったり下手に出たりするようなことはしないほうがよいでしょう、あくまで対等な立場で、自分の気持ちを素直に伝えてみてください。

(監修:織田隼人)

※画像はイメージです