ロシアの首都モスクワで、赤の広場を巡回する警察官(2017年4月2日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシアで、首都モスクワ(Moscow)の街頭で詩を暗唱していた10歳の少年が警察官に手荒く連行される様子を捉えた動画が、国民に衝撃を与えている。

 地元テレビで放映された携帯電話で撮影された映像には、「助けて!」などと叫ぶ少年が力づくで連行され警察車両に押し込まれる様子が捉えられている。

 メディアがオスカル・ミロノフ(Oskar Mironov)君と伝えているこの少年について警察は、路上で物乞いをしていたためと主張しているが、少年の父親は、息子は演劇の練習のために声を出して詩を暗唱していただけだと語っている。

 そばにいて少年が連行される際にその様子を携帯電話で撮影していた少年の継母は、後を追って警察署に行ったが、活動家らの拘束状況について記録しているウェブサイト「OVD-Info」によると、2人は4時間後に警察署から出てきたという。

 重大犯罪を精査するモスクワの捜査委員会は、少年の身柄拘束の際の警察の対応と、両親の行動について調査する方針だという。モスクワ警察も、現在、事実を調査中で、結果は公表すると語っている。

 ロシア警察をめぐっては、モスクワで3月に行われた野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が組織した反政府デモで多数の若者の身柄を拘束した機動隊の強圧的な手段に批判が集まっていた。
【翻訳編集】AFPBB News