25日、RFI中国語版サイトは記事「ダライ・ラマ、中国の未来を楽観視」を掲載した。チベットの精神的リーダーであるダライ・ラマは24日、インドメディア「インディアン・エクスプレス」のフォーラムに参加した。写真は天安門広場。

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2017年5月25日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)は記事「ダライ・ラマ、中国の未来を楽観視」を掲載した。

チベットの精神的リーダーであるダライ・ラマは24日、インドメディア「インディアン・エクスプレス」のフォーラムに参加した。席上、「中国はポジティブな変化を続けている」と話した。中国の共産党一党独裁という政治制度は1949年以降変化はない。だがその一方で毛沢東、トウ小平、江沢民、胡錦濤、習近平とトップが代わる中、かつては野放しだった汚職が習近平体制では厳しく取り締まられるなどの変化も生じている。将来的に中国共産党がチベットに対する態度を変え和解へとつながることを期待する発言とみられる。また「漢民族は基本的に仏教徒である」と話し、この面からも和解の可能性に期待を示した。

ダライ・ラマは1935年生まれの81歳。高齢なだけに「ポスト・ダライ・ラマ」に注目が集まっている。中国政府が次期ダライ・ラマの転生者を選出するとの警戒感も広がっていることについて、「中国政府がダライ・ラマ探しに関与するには、まず(無神論者である)彼らが仏教を信仰することが条件となる。(ダライ・ラマの前に)毛沢東とトウ小平の転生をさがすのが先だ」とコメントした。その上で、清朝時代には中国皇帝がダライ・ラマ選出に権力を行使するのは通例だったが、その一方で敬虔(けいけん)な仏教徒でありチベットに貢ぎ物を送っていたとの歴史事実を語った。「清朝時代にもダライ・ラマの転生は問題なく行われていたことを考えると、中国の干渉は大きな問題ではない」との見方を示している。(翻訳・編集/増田聡太郎)