白鵬完全復活V、目指すは全勝優勝 大相撲5月場所

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■白鵬優勝! 5月場所14日目、これまで全勝で優勝に大手をかけていた白鵬は照ノ富士と対戦した。勝てば優勝に望みをつなげることができる照ノ富士は、初日、二日目と黒星スタートとなってしまったが、3日目からはずっと白星を並べ状態の良さをうかがわせていた。好調時の照ノ富士は横綱並みの力を発揮するため長い相撲も考えられる一番だった。

【13日目】大相撲5月場所、白鵬Vへまっしぐら

 序盤は一進一退の攻防を繰り広げたが中盤は照ノ富士の方がやや力が強いように映った。しかし白鵬は技術と経験値を持って照ノ富士の押しに対抗。終盤疲れの見えた照ノ富士を土俵際まで追いつめると、最後は力尽きた照ノ富士を寄り切りで下した。

 6場所ぶりの優勝を果たした白鵬は千秋楽で日馬富士と対戦する。日馬富士は終盤まで調子が良かったもののまさかの3連敗を喫してしまった。横綱の意地を見せてほしいところだが集中力がぷつりと切れてしまったような取り組みを見せ、白鵬有利ということには変わらない。

■注目の高安 高安は13日目までに11勝を挙げ大関昇進の目安となる3場所33勝を上回る34勝をマークした。しかし34勝したからと言って100%大関になれるという訳ではない。そのためなんとしてでも今場所もう1番勝っておきたかった。

 14日目の対戦相手は今場所好調の正代。若手の有望株相手に対し格の違いを見せられるか注目の一番だった。高安ペースで試合が進んだものの勝ちを急いだのか引いてしまったところを相手に突かれ寄り倒しで敗北した。きわどいタイミングだったが、軍配は正代に上がり、物言いもつかなかった。

 千秋楽に12勝目を挙げ文句なしの大関昇進を果たしたいところだろう。ちなみに千秋楽の対戦相手は大関照ノ富士。自分の力を証明する絶好の相手と言えるだろう。

■いざ、千秋楽へ 幕内は千秋楽を残し早くも白鵬が優勝を果たした。そして横綱鶴竜が早々に休場、さらには横綱稀勢の里が11日目から休場と、少し物足りない感はした。とは言え、3月場所のようなミラクルは早々起きないから、「こんなものだ」という想いもある。

 しかしいずれにせよ力士はよく頑張っていた。成績だけ見れば白鵬がぶっちぎった形となり、他の力士は「もっと頑張れよ」と思われがちだが、濃い内容の取り組みが多かった。残り一番全力を尽くし、一つでも多くの白星を貪欲に取りにいってほしいと思う。

 泣いても笑ってもあと一番、来場所につながる取り組みを行い、怪我なく5月場所を送ってほしい。今場所は先場所のようなドラマはないが、白鵬の優勝インタビューは見ものである。