15年10月16日に撮影した金剛山=(聯合ニュース)

写真拡大

【高城聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、政府がマラリア予防のための民間団体による対北朝鮮接触を承認するなど、南北関係に変化の兆しが見えはじめ、北朝鮮の名勝地・金剛山の韓国側の玄関口となる江原道・高城では観光再開に向けた住民らの期待が高まっている。

 韓国政府は2008年に北朝鮮兵により韓国人観光客が射殺された事件を受け、1998年から行っていた金剛山観光を中断している。10年間に延べ約200万人が金剛山を訪れていた。
 韓国統一部は26日、北朝鮮への人道支援を行う民間団体「わが民族同士助け合い運動」が申請した北朝鮮との接触を承認した。11年を最後に中断しているマラリアの南北共同防疫事業が6年ぶりに再開する可能性が高くなった。
 統一部の承認は民間団体の人道支援を対象にしたものだが、これを機に南北関係が改善されれば、金剛山観光の再開にもつながると期待する声が上がっている。
 金剛山観光中断後、高城の住民らは大きな経済被害を受けていると主張している。高城郡がまとめたこれまでの被害額は約3300億ウォン(約328億円)で、休廃業に追い込まれた店は約400カ所に達する。
 たが、金剛山観光再開が実現するかどうかは未知数だ。北朝鮮は文政権発足後もミサイル発射実験を続けており、国際社会の対北朝鮮制裁強化は住民らの期待とは裏腹に観光再開をさらに困難にする可能性もある。
kimchiboxs@yna.co.kr