イラスト 中村紋子

 来週火曜日放送の「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系)で吉祥寺の案内人を務めたの! 「住みたい街ランキング」で関東一位奪還の吉祥寺。ボクは二十年近く暮らしてきて、確かに住みやすい街。でも、なぜ常に上位なのか。魅力を検証すべく、ロケ前に、秘書と三人で半日街歩き♥

 吉祥寺はお洒落なお店や高級店が多く家賃も高い――というイメージがあるけれど、すごく庶民的でリーズナブルなお店も沢山ある。たとえば、九十四歳のおばあちゃんが家族と一緒に五十年以上もやっている、評判の食堂に入ってみたの。日替わり定食にほうれん草のお浸し。「おふくろの味」がなつかしい上に、お値段は三人合わせて何と一二七〇円! 年配の常連さんはおばあちゃんとのおしゃべりも楽しみなんですって。

 築四十年のビルとかエレベーターなしの三階建マンションなどが結構残っていて、そういう物件は安く住める。

 テレビでもよく紹介されている中道通りには個性的な「顔が見える」お店が立ち並んでる。糸の専門店の奥では刺繍教室をやっていたり、羽ペンのみ扱う文具店、自分で作った曲をオルゴールにしてくれるオルゴール店、カエルグッズばかり集めたお店、ボクのブローチを作ってくれる手作り小物店、ボタン店、ビーズ店……。ボクの行きつけのお鮨屋さんは中央線沿線一のおいしさ。内装がアールヌーボー調なのヨ!

 江戸時代の明暦の大火で焼け出された人達が集団移住してきたのがこの吉祥寺。その際に短冊状の区画が整備され、京都のように道が碁盤の目に走っていて、歩きやすいの。関東大震災時も多くの避難民が移住。この地の開放的な雰囲気の土台はそうした歴史のせいかしら。

 井の頭公園は五月、開園百周年を迎えたワ。ボクもよくママチャリで走っているから見かけたら声をかけてね!

(尾木 直樹)