家計のやり繰りは、どの家庭においても、なかなかスムーズに運ばない問題だ。「男性は家庭を支える大黒柱」という考え方は、昔から続く伝統的観念だ。だが、現実生活において、家計をめぐる問題は、簡単に解決できない場合が多い。

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家計のやり繰りは、どの家庭においても、なかなかスムーズに運ばない問題だ。「男性は家庭を支える大黒柱」という考え方は、昔から続く伝統的観念だ。だが、現実生活において、家計をめぐる問題は、簡単に解決できない場合が多い。また、職場に入る女性が多くなるにつれて、家計に対する人々の考え方にも変化が生じている。中国新聞網が報じた。

先週、中国青年報社社会調査センターは、問巻網を通じて実施した既婚者1988人に対する調査の結果を発表した。これによると、回答者の53.2%は、「夫の収入は妻より高くあるべきだ」と答えた。「夫がお金を稼ぎ、妻がそのお金を遣う」というパターンを認める人は47.7%、認めない人は32.4%だった。「夫婦どちらか一方だけが収入を得ている状態は、夫婦間の発言権・決済権の不平等を招く」と考える人は52.9%に達した。また、54.8%の人が、「家庭の収入は、夫婦が共同で管理・処理すべきだ」と考えていた。

回答者は全員既婚者で、男女比は男性が46.8%、女性が53.2%。年齢層別にみると、90後(1990年代生まれ)が12.5%、80後(1980年代生まれ)が52.1%、70後(1970年代生まれ)が27.3%、60後(1960年代生まれ)が6.6%、50後(1950年代生まれ)が1.1%。「パートナーより自分の方が高収入」と答えた人は50.5%。男性回答者のうち、「妻より自分の方が高収入」とした人は75.3%、女性回答者のうち、「夫より自分の方が高収入」と答えた人は28.4%だった。

〇「夫の収入は妻より高くあるべき」53.2%
今年28歳になる張さんは、昨年出産したのをきっかけに仕事を辞め、専業主婦になった。「両親は遠くに住んでいるし、身体の調子も良くないので、子供の面倒を見てもらうことはできない。自分が面倒を見る以外に方法はなかった。子供はまだ小さく、片時も目を離せない。家事はこなしても終わりがなく、すぐに溜まる。このような状況から、夫だけが外で働き続けることになった。夫は2人分の給料をギリギリ稼いでくることができるので、共稼ぎ時代の生活レベルを維持できて、自分も安心感を持っていられる。だが、夫の仕事が忙しくなりすぎることは望まないし、夫に『荒稼ぎ』を期待してもいない。夫が仕事で大変であることは理解できるが、このような状態が続くことで、夫が強い立場から抑圧的になることを少し心配している」と彼女は話した。

「夫の収入は妻より高くあるべき」と答えた人は、53.2%に上った。具体的にみると、「夫の収入は、妻の2倍以上であるべき」は19.2%、「夫の収入は妻の2倍までが望ましい」は34.0%、「夫と妻の収入はほとんど同じが望ましい」は22.0%、「夫婦の収入差などどうでもよい」は13.1%、「妻の収入は夫より高くあるべき」は1.2%、「なんとも言えない」は10.5%だった。

男女別にみると、女性回答者のうち、「夫の収入は妻より高くあるべき」とした人は53.5%だった。男性回答者ではこの割合は53.1%。

「最近の報道によると、男性の収入は自分の2倍以上が望ましいとする女性が8割に上り、多くの人が、女性の結婚観があまりにも現実的だと驚いているという。だが、私は、これはあまりにも大雑把な物の見方だと思う」と話すのは、1990年代生まれの胡玉欣さんだ。

彼女は、淘宝網でショップオーナーを務めている。彼女の考えでは、現代社会において自分の仕事を持つ女性が増加し続けており、彼女らはもはや夫や恋人に経済的に依存する必要は無くなった。女性が相手の男性に高収入を願うのは、心理面での安心感を得たいという思いがあるからだ。また、全体的に見て、職場では女性の立場は確かに男性より劣勢に置かれており、妊娠・出産をきっかけに職場での競争力が下がる場合が少なくない。「仕事を持っていても、家事を仕切り、子供の面倒をみる責任は主に女性の肩にかかってくることは避けられない。