大宮アルディージャのMF茨田陽生(右)はボランチでフル出場

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[5.27 J1第13節 柏4-2大宮 柏]

 小4からプロ7年目までを過ごした柏での一戦。大宮アルディージャのMF茨田陽生は、開始1分も経たないうちに柏レイソルサポーターの目の前でCKのキッカーを務めると、続けざまに2本目のCKも獲得した。「ブーイングがすごかった。その中で蹴ることだけに集中した。いい形で点を取ることができてよかった」。茨田の2本目のボールは柏DFに当たったが、DF河本裕之がしっかりと頭でゴールに押し込み、大宮にとって待望の先制点が生まれた。

 しかし、早すぎた得点は柏に焦りを与えなかった。「主導権握られる時間がが多くなると思っていた」という茨田の予想は的中、柏に得意の展開に持ち込まれて押し込まれ、結果、4得点を奪われて逆転負けとなった。スコアこそ2-4だったが、シュート数では5対23と劣勢が続いたことは明白だ。

「(柏の)3点目が入ったときには、悪い雰囲気というか『またか』っていう空気には多少はなっていたと思う」。鮮やかなミドルシュートで日本代表GK中村航輔から大宮の2点目を取ったMF瀬川祐輔は、「無失点で勝てるように」とリーグ最多失点(26失点)の守備の立て直しは急務だろう。

「あまり点数が取れない中では、ここ最近のゲームでは複数得点は取れている。後ろのガマンとか、やられないという意識を高めてもっとやらなきゃいけない」。2得点には光明を見出しつつ、渋谷洋樹監督は失点の減少の必要性を説いた。

「負けていることに関してしっかりと受け止めて、1戦1戦しっかり戦っていきたい」。古巣との戦いを終えた茨田は、前を向いて最下位からの巻き返しを誓った。

(取材・文 奥山典幸)


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