【大宮|採点・寸評】
GK
21 塩田仁史 5
12分に中川のヘディングシュートを見事にストップ。しかし40分に痛恨のキャッチミスで失点すると冷静さを欠き、計4失点を喫した。
 
DF
3 河本裕之 5.5
2分にCKからヘディングシュートを叩き込み、先制点をマーク。しかし肝心の守備では、稚拙なクロス対応が目立った。
 
4 山越康平 5
パワーとスピードのあるクリスティアーノ、多彩な動きを見せる中川についていけず。クロスでは相手のマークを度々外した。
 
13 渡部大輔 4.5
肉離れを負った菊地に代わりキャプテンマークを巻く。武富と輪湖のコンビネーションに手を焼き、サイドを攻略された。
 
22 和田拓也 4
伊東のスピードに完全に後手を踏み、再三サイドを突破され、ピンチを招いた。焦りからかパスミスも少なくなかった。
 
MF
16 マテウス 5.5(65分OUT)
囲まれながらもひとりで力強く突破するパワーは見事。右サイドを精力的に走り回ったが、後半はスタミナが切れて精彩を欠いた。
 
23 金澤 慎 5(80分OUT)
やや下がり目の中途半端なポジショニングが効果的に働かなかった。大谷と手塚を捕まえきれず、中盤の主導権を渡した。
 
40 茨田陽生 5.5
正確なプレースキックで先制点を演出。ただその後は、縦パスを供給するも前線とのタイミングが合わなかった。
 
44 瀬川祐輔 5.5
スピード感溢れるドリブルでカウンターを牽引し、85分には一瞬の隙を突いて追加点を奪った。それでもボールに触る回数が少なく、不満が残る。
FW
7 江坂 任 5
前線でパスを引き出し身体を張ったが、ポストプレーは安定せず。脅威になり切れなかった。
 
9 ネイツ・ペチュニク 5.5(67分OUT)
空中戦で大柄な体躯と圧倒的なジャンプ力を発揮し、存在感を示した。しかし、シュートチャンスを得られず、物足りない出来だった。
 
交代出場
FW
10 大前元紀 5.5(65分 IN)
小池の背後のスペースでボールを受けると、追加点の起点に。その後も攻撃の流れを変えようと奔走したが、同点には至らなかった。
 
MF
15 大山啓輔 5.5(67分IN)
勢いの衰えたペチュニクと交代して出場。積極的に前線に顔を出し、攻撃のリズムを作ろうと試みるも結果にはつながらなかった。
 
FW
47 岩上祐三 -(80分IN)
疲れの見えていた金澤に代わり投入される。効果的なパスで終盤の猛攻に一役買ったが、決定的な仕事はできなかった。
 
監督
渋谷洋樹 5
攻撃戦術の乏しさを露呈。後半に背後への抜け出しを意識づけさせたが奏功せず、試合後に「指示が明確にできればもっと変わったかもしれない」と嘆いた。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。