東京は今月、日照が多くなっています。近年、5月に日照が多い年は夏が暑くなる傾向。今年も猛暑か。

※グラフの横軸は日付


日照の多い5月

今月の東京は「晴れる日」「晴れない日」ともに“続く”がポイントです。ゴールデンウィークの頃はよく晴れましたが、13〜17日は5日連続で日照時間が5時間未満。そのあと、19〜23日は5日連続で12時間以上の日照がありました。26日までの日照の合計は174.5時間(5月の平年が167.8時間)ですので、トータルではすでにひと月分を超えています。さらにこのあと28日〜31日も晴れの天気が続く見通しで、今月の合計は200時間を軽く超える予想です。


5月に日照が多いと夏は

近年、5月に日照時間が多かったのは、直近で言うと2015年です。日照時間は240.6時間で、5月としては過去4番目の多さ。この年の夏は8日連続(7月31日〜8月7日)で猛暑日になり、連続猛暑日の最長記録を更新しました。また、2013年は5月に227.1時間の日照がありました。この年は関東甲信地方で7月6日に梅雨明けが発表され、東京では翌日から4日連続の猛暑日。8月には気温が38度台(8月11日:38度3分)まで上がる日もあるなど、かなり暑い夏でした。ちなみに山梨県甲府市では8月10、11日と、2日連続で気温が40度を超えました。


今年の夏は猛暑か

今年も5月は日照が多いですが、その先の夏の暑さが気になるところです。最新の3か月予報では、梅雨が明けたあとは、勢力の強い高気圧に覆われて晴れる日が多く、気温も高い予想です。猛暑になる可能性もあり、2013年や2015年のように暑さの記録がでるかもしれませんね。