年収800万、妻夫木似でも夫にしたくない男【シングルマザー妊活】

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【シングルマザー社長の妊活記 Vol.16】

 バツイチシングルマザーの杉沢です。妊活に励むにはまずは相手探しから! というわけで初めて合コンに参加してみましたが、価値観が違い過ぎて連絡先すら交換せずに終わりました。

 やはり、子育てという最重要ミッションを達成するには、外見や年収よりも同じ方向を向いてくれるパートナーが必要だということに気付きました。とはいえ、子供を育てる上で、ある程度の収入はあって欲しい、でも家にはあまりいないで欲しい……。

 まさに、「亭主健康で留守がいい」!! コレですコレです! 私が求めてるのは!!

 というわけで、前々から出張のお土産を渡したいと言っていた出張族で高収入と噂のK君と食事に行きました。

【スペック】
年齢:36歳
職業:大手商社勤務
推定年収:800万円
結婚:独身
外見:妻夫木聡似のさわやか系 身長160cm
性格:駆け引きが好き。基本人任せ

◆会う口実はいつも「お土産を渡したい」

 私が予約したレストランへ行くと、既に座っていたK君。

私「お疲れ〜久しぶりだね〜」

K「お疲れ様! あ! お土産忘れた!」

私「え? また?」

K「ごめんごめん。今日こそ忘れないように玄関に置いてたんだけどね。」

 そうです。この人、いつも「出張のお土産を渡したいから」というのを口実に会おうとするのですが、必ずそのお土産を忘れてくるという策士なのです。毎回1つのお土産を受け取るのに2〜3回は会う羽目に。そんなことしなくても普通に誘ってくれれば行くのに……。

 食事を終えると、いつもお決まりの

K「この後どうする?」

私「まだ早いからもう1軒行く?」

K「志乃ちゃんに任せるよ。」

私「じゃあ〇〇〇は?(六本木の行きつけのBar)」

K「うん。志乃ちゃんに任せる」

 といつも私任せ。まぁ支払いは全部K君持ちだし、どこへ連れていっても何の文句も言わないのでいいのですが……。さらに、お酒が進むと決まって始まるのが恋の駆け引き。これがかなり面倒臭いのです。

◆「いかないで」と言ってほしいのがみえみえ

K「俺この後、ちょっと予定あるんだよね」

私「あ、そうなの? 仕事?」

K「いや、女の子に誘われてるんだ。」

私「そうなんだ。」

K「どうする?」

私「どうするって何が?」

K「いやだから、志乃ちゃん次第だよ」

 さらには、

K「そろそろ志乃ちゃんのこと諦めようかと思って。」

私「あそう。」

K「いいの? 俺、結構モテるんだよ?」

私「そうなんだ。(知らんがな!)」

K「でも志乃ちゃん次第では女関係を全て切ってもいいと思ってるよ。志乃ちゃんはどうしたい?」

私「んー……。」

 私が困惑していると、

K「あーウソウソ! 冗談だよ! そんな真剣に考えないでよ! 今まで通りでいいからさ! 次は絶対お土産持ってくるからさ。今度いつ会える?」

と毎回こんな調子。

◆全てにおいて人任せなのは許せない!

 このK君、月の半分は出張があり留守がち、性格もいいしトータルの条件は悪くないのですが、こんな感じで自分から「好きだ」とか「付き合いたい」などの決定的な言葉を相手に言わせようと誘導してくる癖もあります。(だから未だに独身なのでしょうね)

 「志乃ちゃんに任せる」「志乃ちゃん次第」が口癖で、決定権をゆだねてくれるのは嫌ではないのです。でも、決定権をゆだねられるということは同時に「責任を持たされる」のと同じこと。子育てや様々な状況で大切な選択を強いられた時にも同じように、私にゆだねるでしょう。

 でもこの関係は私の欲しいパートナーではなく、主従関係に過ぎません。しかも、面倒な駆け引きに振り回されるのもごめんです。私が欲しいのは頼れるけど家にいないパートナーと子供だけ!!

<TEXT/杉沢志乃>

【杉沢志乃(すぎさわしの)】
35歳。東京生まれ。ナンバーワンホステス時代に独学で行政書士試験に合格。25歳で小説『キャバクラ嬢行政書士の事件簿』(ゴマブックス)を出版し、翌年『キャバギョ!』でDVD化。以後シリーズ3まで出版。映像メーカー広報部を経て、現在は女性向け映像メーカー「ラ・コビルナ」の代表取締役社長となる