全仏オープンテニスの開幕を控え、練習に臨むアンディ・マレー(2017年5月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】男子テニス、世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は26日、帯状疱疹(ほうしん)をはじめインフルエンザ、肘の故障、そして全仏オープンテニス(French Open 2017)直前で発熱に見舞われるなど今季は災難が続いている中で、これまでの自分は幸運だったと考えている。

 昨年の全仏オープン決勝ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れ、優勝を逃しているマレーは、21日にフランスの首都パリ(Paris)に到着して以降、体調を崩していると明かした。

 気温が低く湿気の多い英ロンドン(London)でトレーニングを行っていた今月はじめに風邪を引いたようだと話したマレーは、「到着した日の午後に気分がすぐれなくなり、22日には具合が悪くなったが、快方に向かっているよ。今はせきだけだ」と語った。

 体調不良の影響を考えれば、今季のマレーが成績不振に陥っているのは予想外のことではない。今年1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)ではミーシャ・ズベレフ(Mischa Zverev、ドイツ)にまさかの4回戦敗退を喫した。

 クレーコートシーズンに入ってからも、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2017)では3回戦敗退、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2017)では4強止まり、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)では3回戦敗退、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)ではファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)の前に初戦で姿を消すなど苦戦が続いている。

「腹立たしいよ。体調を崩すのは今年になってからこれで3度目だ」と話したマレーだが、これまでのキャリアで体調不良に襲われた回数がそれほど多くないことに驚いているという。

「正直なところ、こういうことがもっと起きていても不思議ではない。ロッカールームには選手が大勢いて、たくさんの汗や細菌にさらされているし、飛行機での移動も頻繁だ。ここ数年間はとても幸運だった。悪い病気にかかったことはそれほど多くない。だから、単に一時的なことなのかもしれない」

 今年の全仏で順当に準決勝に勝ち進めば、2015年大会覇者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が待ち構えていると予想されるマレーは、初戦の相手が世界85位のアンドレイ・クズネツォフ(Andrey Kuznetsov、ロシア)に決定。さらに3回戦では、強敵のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と激突する可能性がある。

 昨年のリオデジャネイロ五輪決勝でマレーに敗れているデルポトロは、現在けがを抱えており、全仏でプレーするのは8強入りを果たした2012年大会以来となる。シード選手が順当に勝ち進んだ場合、マレーは準々決勝で第8シードの錦織圭(Kei Nishikori)と対戦するとみられる。
【翻訳編集】AFPBB News