CL躍進のモナコ大解体の危機! ポルトガル代表MFがシティと5年契約、移籍金62億円

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今季公式戦11ゴール12アシストのMFシウバ、早くもシティへ流出

 今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準決勝まで躍進したモナコは、若さと才能の溢れる選手の集団として戦ってきたが、戦力の維持に苦戦している模様だ。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティが、モナコのポルトガル代表MFベルナウド・シウバを5年契約で獲得したと発表した。

 英メディア「ブリーチャー・レポート」は、22歳のシウバが残した今季成績を公式戦11ゴール、12アシストとしている。18歳の新鋭FWキリアン・ムバッペや元コロンビア代表FWラダメル・ファルカオの得点力がクローズアップされたが、2列目のシウバから生み出される変幻自在のドリブルとパスはその2トップを強く支えるものだった。しかし、その戦力の流出が早くも決まっている。シウバの移籍金を英紙「テレグラフ」は4300万ポンド(約62億円)と報じている。

 一方、ムバッペにはレアル・マドリードなどのビッグクラブから1億ユーロ(約125億円)級のオファーが舞い込むと伝えられている。また、ファルカオには古巣であるスペインのアトレチコ・マドリード行きが浮上。中盤を支えたMFティエムエ・バカヨコにはチェルシーから熱視線が浴びせられ、そのコンビであるMFファビーニョにはイタリア王者ユベントスが獲得の意思を見せているという。

 気鋭のアタッカー陣による爽快感のある戦いぶりが高い評価を受けたモナコだったが、大解体の危機に直面している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images