BMW i3に搭載されているブリヂストンの「ECOPIA EP500 ologic」。見た目と商品名からも分かるように、ブリヂストンの低燃費タイヤ技術「ologic(オロジック)」が採用されています。

5月25日、公益社団法人発明協会が主催する平成29年度(2017年度)全国発明表彰において「経済産業大臣賞」を受賞したと発表されました。四輪車用タイヤとしては異例といえるほどナローな「ologic」。いままでなかった狭幅、大径のタイヤ形状が特徴で、低燃費と安全性を高次元で両立するというのが自慢。

まず目を引く狭幅化により、走行時の空気抵抗も低減。さらに、タイヤ進行方向に長い接地形状、専用パターンやコンパウンドを組み合わせることで、ウエットや乾燥路での高いグリップ性能も確保されます。一方の特徴であるタイヤの大径化。これにより、接地部分の変形を抑制し、車両の燃費向上に関わるタイヤの転がり抵抗を低減することが可能だそう。

空気抵抗、タイヤの転がり抵抗という「燃費向上の壁」を超えるべく生み出された「ologic」。BMW i3以外にも採用が拡大されるのか、またさらなるアイディアが具現化される新機軸のタイヤが生まれるのか注目です。

(塚田勝弘)

ブリヂストンの低燃費タイヤ技術「ologic(オロジック)」は何が凄い?(http://clicccar.com/2017/05/27/475996/)