韓国・ソウルで、セウォル号沈没事故の犠牲者の遺影に花を手向ける少女(2017年5月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】韓国南西部の珍島(Jindo)沖で沈没し、今年3月に引き揚げられた旅客船セウォル(Sewol)号の船体から回収された携帯電話に残っていたメッセージが当局によって公開され、犠牲者が友人や親族たちと必死にメッセージをやりとりした様子が明らかとなった。

 2014年4月に沈没したセウォル号は300人以上の死者・行方不明者を出し、その被害の甚大さから韓国史上最悪の海難事故の一つとされている。

 事故の調査に当たる委員会の声明によると、復元された携帯電話のデータには「必ず私と連絡を取り合って」「海洋警察が巡視船を派遣したところ。死なないで。生きて」と訴えるメッセージが残っていたという。さらに最後のメッセージでは、救助されたかどうかを尋ねるとともに、もし携帯電話が作動しなくなった場合、「他の人の電話を使って私に連絡して」と求めていた。

 この携帯電話の所有者は事故当日の午前9時29分に最後のメール確認をし、電話はその32分後に機能を停止していたという。

 所有者の身元については明らかにされていないが、同委員会は当人が死亡していると認めた。
【翻訳編集】AFPBB News