Doctors Me(ドクターズミー)- 子どものファストフード 控えさせるにはテレビCMを見せない?【米 研究】

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子どもから大人まで好んで食べる人が多いファストフード。

ファストフードの広告が、どのくらいファストフードの摂取に繋がるかという研究がアメリカで行われました。

カロリーも脂質も高く肥満に繋がるイメージのファストフードですが、今回は医師にファストフードが子どもに与える健康リスクや、食べるときの工夫などについて詳しく解説していただきました。

アメリカの研究


研究内容


3〜5歳の子どもとその親に対して、ある1週間にテレビでファストフードの子ども向け広告を見たかどうかと、実際ファストフードを食べたかどうかを調べました。

研究結果


テレビ広告をよく見た場合、ほとんど見ていない場合と比べて、実際に食べた割合が増加していました。

親があまりファストフードを食べない場合でも、広告を見ると実際に食べる機会が増えていたのです。

考察


ファストフード会社にとっては、広告しただけの価値があったという結果になりますが、もしファストフードを子どもに食べさせたくないなら、テレビ広告を見せないほうが良いとも言えるかもしれません。
(※1)

ファストフードが栄養的に問題な理由


カロリー、塩分、糖分の取り過ぎになりやすく、野菜が少ないためにビタミンやミネラルが欠乏しやすいと考えられます。

また、油に含まれるトランス脂肪酸は動脈硬化の原因になり、食品添加物についても多量に摂取すれば将来的に何らかの健康被害が出る可能性も否定できません。

ファストフードによる子どもの健康リスク


・肥満
・糖尿病
・歯周病
・塩分の取り過ぎによる腎臓病
・カルシウム不足による低身長
・食物繊維不足による便秘
・脂肪の取り過ぎによる下痢
(※2)

子どもがバランスの良い食事を摂る難しさ


バランスの良い食事が必要なことは誰もが知っていますが、実際には、大人が食べさせたいような一汁三菜の和食を喜んで平らげる子どもは珍しいでしょう。

「ふりかけご飯しか食べない」「魚は絶対食べない」「とにかく小食」というような偏食のお子さんもおり、お母さんの「これを食べさせないと」というプレッシャーは大変なものです。

とにかくファストフードでもよいから食べてほしい、食べる喜びを知ってほしいという場面もあるかと思います。

ファストフードを食べて良い年齢に特にはっきりした決まりはありませんが、何歳になっても毎日ファストフードを食べるのは望ましくないでしょう。

ファストフードを子どもと食べる時の工夫


メニューの選び方を工夫する


■ 飲み物
飲み物はジュースではなくミルクや水、お茶にします。

サラダや野菜スープ、コーンなどがある場合は一緒にオーダーします。

■ ポテト
ポテトは塩抜きを頼むことができる場合があります。

マヨネーズやソースを少なめにすることで塩分やカロリーを減らすことができます。

お持ち帰りにする


ファストフード1人前を与えて食事を終わらせるのではなく、持ち帰って1人前の1部分を与え、他の食事と合わせて与えるとよいでしょう。

子どもが摂取したほうが良い栄養素


年齢ごとの各種栄養素の必要量については、厚生労働省が「日本人の食事摂取基準」として発表しています。

子どもは体を作る過程にあり、以下の栄養素を摂取する必要があります。

・カルシウム
・鉄分
・亜鉛
・ミネラル(マグネシウムなど)
・タンパク質

(参考:厚労省)

最後に医師から一言


今回紹介した研究では、広告を見た子どもが親にどのように働きかけた結果、ファストフードを食べることになったのかは明らかではありません。

しかし、ファストフードについて月一回までにするなど家族内での決まりを作ることで、情報に踊らされずに済むかもしれません。

(監修:Doctors Me 医師)