26日、韓国メディアによると、1997年に米国で小説「従軍慰安婦」を発表し、その翌年に全米図書賞を受賞した韓国系米国人作家ノラ・オクジャ・ケラー氏が、日韓の慰安婦問題について語った。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。資料写真。

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2017年5月26日、韓国・東亜日報によると、1997年に米国で小説「従軍慰安婦」を発表し、その翌年に全米図書賞を受賞した韓国系米国人作家ノラ・オクジャ・ケラー氏が、日韓の慰安婦問題について語った。

大山文化財団が主催するソウル国際文学フォーラムに出席するため訪韓したケラー氏は25日、韓国メディアの取材陣と共にソウルの日本大使館前にある慰安婦少女像を訪れた。慰安婦像を初めて見たというケラー氏は「(元慰安婦の)おばあさんらのように堂々と日本大使館をじっと見つめている」と感想を述べたという。

また、ケラー氏は小説「従軍慰安婦」を書いた理由について、「1993年にハワイ大学で行われた人権シンポジウムでファン・クムジュさん(2013年に他界)の慰安婦問題に関する講演を聞いたことがきっかけだった」と明らかにし、「韓国の歴史に詳しいと思っていたが、実際に証言を聞いて息が止まるほどの衝撃を覚えた」と説明した。その後、ケラー氏は元慰安婦らの証言の翻訳本を読んで長い沈黙の重みを感じ、そのトラウマが次の世代にも受け継がれていることを知ったという。ケラー氏は「おばあさんらが『歴史は隠そうとしても隠せない。私がまさに、ここにいる』と叫んでいるようだった」と話した。

2015年末の日韓慰安婦合意については「がっかりした。特に『不可逆的な解決』との表現はおばあさんらにまた沈黙を求めるという意味であり、話にならない」と主張し、「(悲劇を繰り返さないためには)真実を否定しないことが基本。戦争中、さまざまな場所で女性が犠牲となる事件が発生した。誰も元慰安婦のおばあさんらに沈黙を強要してはならない」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「真実を知らせるとても良い作品。これが文化の力だ」「偉大なことを成し遂げた人。これからも頑張ってほしい」「ありがとう。今後も真実を書き続け、全世界に日本の醜い犯罪を広めてほしい」などケラー氏に対する応援コメントが寄せられている。

また、「韓国国民も見習うべき」「全国の韓国大使館に慰安婦像を設置しよう」と主張する声もみられた。

そのほか「真実を隠そうとする日本政府は全人類の敵だ!」「尊敬し感謝するけど、ケラー氏は処罰されるかもしれない。韓国は慰安婦合意の無効を主張した大学生に罰金刑を科す国だから」「朴槿恵(パク・クネ前大統領)はおばあさんらを救うどころか、また大きな傷を与えた」と日本政府や韓国政府などを批判する声も多かった。

一方で「そんな活動は無意味。韓国にはいまだに親日派があふれているのだから」「どんなに納得いかなくても政府間の合意は守るべき。慰安婦の話はもうやめよう」などの声もみられた。(翻訳・編集/堂本)