呉旻潔氏(右)

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(台北 26日 中央社)書店「誠品書店」を展開する誠品の子会社で、小売りやカフェ、ホテルなどを手がける誠品生活(台北市)の呉旻潔総経理(社長)は26日、日本への出店を検討していると明らかにした。同社は近年、台湾以外にも香港や中国大陸で出店を拡大している。

この日開かれた株主総会後に取材に応じた呉総経理は、日本は華人社会ではないものの、高級小売業の手本だと語った。

同社が展開する複合型ショップ「誠品生活」は書籍やクリエイティブ製品などを扱う。地元のレジャー空間や文化観光のランドマークとなるのを目標に、台湾各地に店舗を出店。日本統治時代のタバコ工場跡地を再利用した文化パーク「松山文創園区」(台北市)内に位置する松煙店はファッションや小物など各種商店のほか、飲食店、書店、映画館などが入居する複合商業施設になっており、多くの人でにぎわうスポットになっている。

(潘智義/編集:名切千絵)