今年も国連の世界幸福度報告書による「世界で最も幸せな国ランキング」が発表されました。このランキングは、2012年から毎年リリースされているもので、世界全体を幸福へ導く指標とされています。

2016年度の幸福度1位はデンマークでしたが、今年はどのような結果になっていたのでしょうか…?

そもそも、ランキングは
どう決まるの?

まず、ランキングを決める数値は、大きな6つの要素から成り立っています。まず、その国の健康寿命と人口あたりのGDP。

そして以下の4つの項目についての、国民の回答です。

・社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)
・社会への信頼(政府や企業は腐敗していないか)
・選択の自由(自分の人生において自由に選択ができるか)
・寛容さ(過去1か月の間に寄付をしたことがあるか)

以上の項目で、各自が1〜10の評価を下します(数字が大きいほど評価は高くなる)。この6つの数値の平均値から幸福度を導き出します。

今年の1位は…
ノルウェー!

こちらが、2017年のランキングトップ20です。

1.ノルウェー(7.537) 
2.デンマーク(7.522) 
3.アイスランド(7.504) 
4.スイス(7.494)
5.フィンランド(7.469)
6.オランダ(7.377) 
7.カナダ(7.316) 
8.ニュージーランド(7.314) 
9.オーストラリア(7.284) 
10.スウェーデン(7.284) 
11.イスラエル(7.213) 
12.コスタリカ(7.079) 
13.オーストリア(7.006) 
14.アメリカ合衆国(6.993) 
15.アイルランド(6.977) 
16.ドイツ(6.951) 
17.ベルギー(6.891) 
18.ルクセンブルグ(6.863)
19.英国(6.714) 
20.チリ(6.652)

昨年1位のデンマークが2位に落ちて、3位だったノルウェーが1位に昇格しました。ただ、その数値の差はごくわずか。

アメリカは昨年の13位から14位になり、残念なことに日本は20位以内にはランクインすらしていません…。

なんで「北欧」は
幸福度が高い?

上位に北欧諸国が多いことはひと目でわかります。なぜ、このような結果に?

もちろん経済的に裕福で、豊かな自然に溢れ、おいしい食事と美しい景色に満ちていることは、北欧の幸福度を上昇させる要素ではあります。しかし、理由はそれだけではないはず。

報告書によると、5つの北欧諸国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)は、アメリカよりも幸福度がはるかに高いと評価されています。

アメリカと比較すると、北欧諸国は個人の自由、社会的支援の数値がはるかに大きく、社会の腐敗度が低い、という結果になっています。

国民一人ひとりが自立して、余裕を持って生活できる環境が、数値に如実に表れているのかもしれません。

世界の幸福格差が
なくなるように

今まで見てきたのは幸福度の高い国家でしたが、ランキングには下位も存在します。

151.ルワンダ(3.471)
152.シリア(3.462)
153.タンザニア(3.349)
154.ブルンジ(2.905)
155.中央アフリカ共和国(2.693)

基本的には、戦争や内戦が起きている国。

幸福という感覚は確かに人それぞれかもしれませんが、それでも幸福であると感じられる最低限の水準を満たす世界であってほしいと思います。このランキングの数値に差がなくなることを祈りつつ、自国の環境改善にも努めていきたいですね。

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