ロータス、今度は中国企業の傘下に! 吉利が株式の51%を取得
中国の自動車メーカー、吉利汽車の親会社で、スウェーデンのボルボを傘下に収める浙江吉利控股集団が、今度は英国のロータスの経営権を握ることになった。

吉利は24日、経営難に苦しむマレーシアのプロトン社の株式49.9%を取得すると発表。プロトン社が100%保有していたロータスの株式のうち51%が吉利に、残りの49%はEtika Automotiveに譲渡される。今回のプロトン株取得には、フランスのPSAグループと日本のスズキ自動車も興味を示していたようだ。

吉利は今後、プロトンとロータス両ブランドの再生に着手するという。

「今回の合意によって、吉利 、プロトンそしてロータスの、より幅広いフレームワークが生まれ、研究開発、製造、市場プレゼンスなどの分野において相乗効果が期待できる」と吉利はニュースリリースに記している。

この相乗効果の中では、ロータスが得意とする軽量シャシー技術によって、吉利のクルマの燃費向上につながる可能性が最も期待されるところだろう。

吉利の李東輝CFO(最高財務責任者)は、新しい製品と技術を拡大・促進させ、「ロータスのポテンシャルを最大限に活かす」ことを同社は目標にしていると述べている。

プロトンはもともとマレーシア国営企業で、国を挙げての経済開発の筆頭に立つ企業になるはずであった。2007年に同国の大物実業家サイド・モクタール・アルブハリ氏率いる複合企業DRBハイコムにより民営化された。同国内には2ヶ所の工場があったが、主に国内向けに外国車のリバッジを行っていた。ただ、同社は東南アジアに販売網を持っており、同地域で圧倒的な優位を占める日本車に対抗すべく中国製のクルマを送り込むため、ここに吉利が着目したと思われる。

プロトン株をマレーシア企業のDRBが引き続き50.1%所有することにより、同国のメンツは保たれた。

マレーシアのジョハリ・アブドゥル・ガニ第2財務相は「プロトンは50.1%の株式をマレーシア企業が保有する。これからもマレーシアのクルマであり、我が国の誇りだ。国民にも親しみのある国産ブランドであり、ここに来て回復するチャンスが訪れている。大きな機会になって欲しいと願っている」と語っている。

By Greg Rasa

翻訳:日本映像翻訳アカデミー