バングラデシュ・ダッカの最高裁前に設置された正義の女神像の撤去を求めるデモに参加する活動家ら(2017年3月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)の最高裁判所前に設置されたギリシャ神話の正義の女神像に対し、強硬派のイスラム教徒らが「反イスラム的」だと反発して大規模なデモに発展していた問題で、政府は26日、厳重な警備の下、この像を撤去した。

 この女神像は彫刻家のムリナル・ホク(Mrinal Haque)氏が監修して6か月ほど前に設置したばかり。撤去の指揮も行った同氏は、女神像撤去について「この国の進歩的な人たちへの侮辱だ」と批判している。現場では世俗派の活動家の若者数十人が像の撤去に対する抗議活動を行った。

 イスラム教徒が多数派を占めるパキスタンではここ数か月、「女神像」に反発するイスラム強硬派が大規模な抗議活動を展開。同国の憲法では世俗主義が基本原則とされているにもかかわらず、抗議の参加者らは女神像を破壊してイスラム教の聖典コーランを置くよう求めていた。

 与党アワミ連盟(Awami League)のシェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相も女神像に対する嫌悪感を表明していた。
【翻訳編集】AFPBB News