2017年7月〜8月の土休日、札幌〜旭川間を結ぶ特急「ライラック」の一部列車が、「ライラック旭山動物園号」として運転されます。

土休日に特急「ライラック」と同時刻で運転

 JR北海道は2017年7月1日(土)から、札幌〜旭川間で特急「ライラック旭山動物園号」を土休日に1日1往復運転します。概要は次のとおり。

●運転日
 7月〜8月の土休日、計20日
●運転時刻
・下り:札幌8時30分発→旭川9時55分着
・上り:旭川17時30分発→札幌18時55分着

 使用車両は特急「ライラック」用の789系0番台電車です。運転時刻や停車駅は、下りが特急「ライラック5号」と、上りが特急「ライラック38号」と同じで、特急「ライラック旭山動物園号」の運転時は、この2本の列車が運休します。


1号車に設けられる記念撮影用シートのイメージ。ぬいぐるみは2種類ずつ日替わりで置かれる(画像:JR北海道)。

「ライラック旭山動物園号」は6両編成で、1〜3号車は指定席、4〜6号車は自由席です。1号車のグリーン席は販売されず、代わりに旭山動物園の動物をデザインした記念撮影用シートが設置されます。

 ここで、岩見沢〜深川間ではホッキョクグマまたはレッサーパンダの着ぐるみを着たスタッフと記念撮影ができるほか、深川〜旭川間では指定席利用者を対象に、下りと上りでデザインが異なる乗車証明書が配布されます。

従来の「旭山動物園号」車両は廃車へ

 国鉄時代に製造されたキハ183系0番台ディーゼルカーが、2016年10月まで特急「旭山動物園号」の車両として使用されてきましたが、JR北海道の広報担当者によると、この車両は老朽化のため、2017年度いっぱいで廃車する計画とのこと。また、それまでの運用は未定といいます。

 JR北海道が2015年3月に発表した「安全投資と修繕に関する5年間の計画」によると、「旭山動物園号」や特急「オホーツク」(札幌〜網走)などに使用しているキハ183系0番台ディーゼルカーは、2017年度までに、キハ261系ディーゼルカーへ置き換わる予定です。