「太ったおじさん」とニックネームをつけられた猿(出典:https://www.facebook.com/DNP1362)

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メタボリックシンドロームに悩まされるのはもはや人間だけではないようだ。このほどメタボになった野生の猿の話題が飛び込んできた。「太っちょおじさん」と不名誉なニックネームをつけられたこの猿は愛嬌もたっぷりだが、お腹の脂肪もたっぷりだ。このままでは命にかかわるとして現在は保護されている。『UPI』や『Metro』などが伝えている。

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『UPI』によると、タイのバンコク市内で保護された野生の猿は体重が57ポンド(約26キロ)もあり、同種マカク属の平均体重の約3倍もあった。近隣住民や観光客からは「太っちょおじさん」と呼ばれて親しまれている。

しかし野生の猿がここまで太るには大きな原因がある。「太っちょおじさん」が棲む付近はバンコクの水上マーケットがあり多くの観光客が訪れる。そして人々からメロン、スイートコーン、ジャンクフードや炭酸飲料、ミルクシェイクなどを与えられ、ここまで太ってしまったというのだ。

このままでは健康を害するとしてタイの国立公園・野生生物・植物保全局(Department of National Parks and Wildlife Preservation)によって先月27日に保護された。同局のFacebookに掲載された「太っちょおじさん」の写真はタイ国外の人々からも関心を集めた。

タイ政府の野生動物専門の獣医であるスパカーン・キーホット(Supakarn Kaewchot)氏は「我々人間が(肥満の)原因を作ってしまいました。猿が食べてはならない物を与えてきました。しかし私達には、それを防ぐことができたはずです」と話す。

現在「太っちょおじさん」は保全局のもとで野菜、低糖質フルーツ、脂肪分の少ない肉(タンパク質)などを中心とした食事で厳しいダイエットに励んでいる。スパカーン氏は「体重を2〜3グラム落とすだけでも、かなりの時間がかかります。それでも減量は糖尿病と心臓病のリスクを減らすことができます」と語っている。

野生動物への人災ともいえる出来事は他にもある。今年3月にはインドで、車に轢かれ死んだ母猿のそばで鳴き続ける赤ちゃん猿の姿が動画でシェアされ、人々の涙を誘った。

出典:https://www.facebook.com/DNP1362
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)