ジロ・デ・イタリア、第18ステージ(モエーナからオルティゼーイ、137キロメートル)。表彰台で総合首位キープを喜ぶチームサンウェブのトム・デュムラン(2017年5月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2017)は25日、第18ステージ(モエーナからオルティゼーイ、137キロメートル)が行われ、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のティジェイ・ヴァン・ガーデレン(Tejay Van Garderen、米国)がステージ優勝を果たした。チームサンウェブ(Team Sunweb)のトム・デュムラン(Tom Dumoulin、オランダ)は、ライバル勢の戦略をあざ笑うかのように阻止してピンクジャージ―(マリア・ローザ)を維持した。

 壮大な山岳コースで行われた今ステージの5か所目にして最後の上り坂で、デュムランはモビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)が仕掛けてきた数回のスパートを抑え、ヴァン・ガーデレンから1分6秒遅れの9位でフィニッシュした。

 総合争いでは、山岳スペシャリストのキンタナに31秒差、同大会で2度の総合優勝を誇るバーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)に1分12秒差をつけている。

 オランダ勢としてジロ初制覇を目指すデュムランは、終盤の猛追でトップと8秒差の3位に入ったFDJのティボー・ピノ(Thibaut Pinot、フランス)にキンタナとニバリが対抗できなかったことに後押しされた形となった。ピノは総合順位でも、3位のニバリに24秒差まで迫っている。

 第10ステージの個人タイムトライアルでキンタナを抑え、ピンクジャージ―を奪取したデュムランは、「ヴィンセンツォとナイロは明らかに結託しながら、ピノやアージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r-La Mondiale)のドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(Domenico Pozzovivo、イタリア)らに1分も遅れてしまった。このままの走りで、彼らがミラノ(Milan)のゴールで表彰台を逃すことを本気で願っているよ。そうなればすごく好都合だし、本当にハッピーなことになる」と話した。

 23日に行われた第16ステージで、デュムランはボルミオ(Bormio)までの最難関の山岳コース「クイーンステージ」に臨み、想定外のトイレストップを余儀なくされ、キンタナとの差が一気に31秒まで縮まってしまう失態を犯した。しかし、再び今回の厳しい山岳コースでは、大胆な走りで総合優勝に向けて地盤を固め、ピノの総合3位争いも後押しする形になった。

 デュムランが「きょうは大満足だ。だけど、あと2日は満足することが必要なのは良く心得ている」と話したのに対し、ニバリはサンカンディド(San Candido)からピアンカヴァッロ(Piancavallo)まで191キロメートルを走破する第19ステージに向けて、「彼(デュムラン)はここまで完璧だが、まだ終わってはいない」と警告した。
【翻訳編集】AFPBB News