米GDP改定値・G7首脳会議、週末のポイントは?5月26日のドル円為替

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しばらく続いている1ドル111円台から大きな変動は見られない。FOMC議事録が6月追加利上げについて慎重だったことを受けて、1ドル112円05銭から1ドル111円59銭まで下がった後は、下値も限定的だが、112円台に戻しきれない状態だ。はたして本日発表となる1月から3月の米GDP改定値で山は動くのだろうか。

 5月25日21:30(すべて日本時間)に発表となった二つの経済指標は対照的であった。前週分新規失業保険申請件数は23.4万件と、事前予想の23.8万件を下回った。新規失業保険継続受給者も192.3万人と事前予想の192.5万よりも良い結果である。対して4月卸売在庫は、前月比-0.3%と事前予想の+0.2%を大きく下回る結果になった。一時的にドル買いの動きも見られたが、すぐに反動があり、市場のリアクションは薄かった。

 23:30にブレイナードFRB理事が、「世界経済はより明るくなっている」とコメントして1ドル111円95銭まで戻したが、「日本に安定化が見られる」とのコメントもあり、円買いの動きも盛んで、日付の変わった26日0:40には1ドル111円65銭まで円高に動きドルは下げた。

 3:45ごろに再び112円の壁に臨むも跳ね返されると、8:00ごろにワシントンポスト紙が「ロシア捜査の対象にクシュナー氏の名前があがっている」とし、リスク回避の傾向が強まった。9:20ごろには1ドル111円67銭まで下げている。

 今晩21:30には1月から3月までのGDP改定値が発表される。事前予想は+0.9%だ。個人消費については+0.4%となっている。ゴールドマンサックスは見直しが入り、下方修正したという。FOMC議事録がややハト派寄りだっただけに、仮に事前予想を大きく下回るようなことになると、6月追加利上げ観測が後退し、市場はネガティブに反応するだろう。

 日米首脳会談に続きイタリアではG7首脳会議だ。このタイミングで北朝鮮がどのように仕掛けてくるのか警戒が強まっている。今週はここまで為替相場の大きな変動は見られなかったが、ポイントはこの週末なのかもしれない。