「関空アクセスが良くなるんだ...」「便利になりますね」

大阪府と大阪市、JR西日本、南海電鉄、阪急電鉄が2017年5月23日、大阪の中心部を南北に貫く鉄道路線「なにわ筋線」の計画概要を発表し、ツイッター上ではさまざまな反応が寄せられている。

新大阪駅(Hideyuki KAMONさん撮影、Flickrから)

完成すれば、梅田方面から関西国際空港まで乗り換えなしで行けるようになる。

2031年春の開業が目標

府などが発表した計画では、JR大阪駅北側の「うめきた」地区で建設中の北梅田駅(仮称)から、南海本線の新今宮駅までが1本で結ばれ、「中之島」「西本町」「南海新難波」(いずれも仮称)駅がその間に新設される予定だ。

総事業費は、3300億円。大阪府などが出資する第3セクターが国の「地下高速鉄道整備事業費補助」を受けて建設し、JR西日本と南海電鉄が設備の利用料を支払う「上下分離方式」が採用される。2031年春の開業を目指している。



今回の発表で、こちらの地図が公開された。北梅田〜西本町間はJR・南海の共同営業区間、西本町〜JR難波間はJRの営業区間、西本町〜新今宮間は南海の営業区間。

新大阪から関西空港へ行く場合、現状(2017年5月時点)のルートはJRの大阪環状線を経由するか、南海のなんば駅を経由するかに分かれる。

前者では、特急「はるか」に乗るか、大阪駅で関空快速に乗り換えるかのいずれか。後者では、地下鉄御堂筋線でなんば駅へ行って特急「ラピート」に乗り換えることになる。

もし「なんば筋線」が完成し、これらの空港連絡特急が北梅田経由で、新大阪まで乗り入れれば、スピードアップは期待できそうだ。いまでも「はるか」は新大阪から1本で関空へ行けるが、現状のルートより距離は短くなる。

では、どれだけの所要時間になるのか。南海電鉄に話を聞いてみると、「具体的にかかる時間等は未定なのでお答えできない」とのことだった。

ツイッターには、このようにさまざまな声が寄せられている。