ロンドン・ヒースロー空港に次ぎイギリスで2番目に大きな空港であるロンドン・ガトウィック空港は現地時間5月24日、空港内に約2,000個のビーコンを設置し、屋内での「拡張現実(AR)」ナビゲーションを実現すると発表しました。

2,000個のビーコン設置で正確な屋内ナビを可能に

ガトウィック空港は現在25億ポンド(約3,620億円)を投じた大規模な改装プロジェクトに着手しており、今回のビーコン設置もその一環となります。
 
空港のような屋内施設の場合、GPSが届きにくくなるため、ナビゲーションの精度が落ちるという問題があります。同空港では2つのターミナルに約2,000個のビーコンを設置することで、空港利用者が空港内でもマップなどの位置情報アプリを快適に利用できるようにしました。

ARナビを実現

同空港はまた、利用者がスマートフォンのカメラを利用して、拡張現実(AR)の形で自分の現在位置、チェックインする場所や出発ゲート、手荷物受取場所を確認できるようになるとし、空港がARナビゲーションを導入するのは「世界初」と述べています。
 
このARナビ技術は、現在ガトウィック空港が提供するアプリの一部に統合されているほか、同空港に乗り入れている航空会社も自社アプリへの統合を検討しているとのことです。
 
ガトウィック空港は、ビーコン利用による個人データの収集は行わないとしています。

ビーコンのさらなる活用法も検討中

将来的には利用者の合意を得たうえで、たとえば出発時間になってもゲートに現れない乗客に通知を送る、遅れている乗客の現在位置を把握し、そのまま待つか、預入荷物をおろして出発するかなどの判断も下せるようにする、としています。
 
また空港内の販売店やレストランなどがビーコンを利用して宣伝メッセージを送信することも可能になる模様です(利用者が合意した場合に限る)。
 
空港のビーコンプラットフォームはPointrLabsが提供しています。
 
 
Source:Gatwick Airport
Photo:PointrLabs
(lunatic)