ヒューが語った「ローガン」への熱き思い

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5月25日、都内で映画「LOGAN/ローガン」(6月1日公開)記者会見が催され、ウルヴァリン役の俳優ヒュー・ジャックマンとジェームズ・マンゴールド監督が出席した。

「コンニチハ。ワタシハ ニホンニキテ ウレシイデス」と日本語で挨拶したヒュー。本人曰く、世界で一番訪れている国が日本であるそうで、今回はそんな最も訪れている国・日本で「LOGAN/ローガン」のツアーを終え、同時にウルヴァリンとしての長きにわたる旅を終えることになる。実に17年間にも及んだ長旅だ。

そんなヒュー。さぞかし感傷にふけっているのかと思いきや、「最高のパーティーに行ったとき、いつそこを離れるのかを判断することは難しいですが、今回は最後の作品ということで、最高の終わらせ方にしたいと思っていました。単なるシリーズ作品ではなく、新鮮で新しく、より深いものを作りたかったんです。ですから、2、3年前から終わりにすると考えていました。今の気持ちは平和的といいますか、とても幸せな気分でみなさんにとても感謝しているんです。作品にも大変満足していますし、世界最高の贈り物をいただきました」と、感謝の気持ちこそあれ、悲しみや寂しさに打ちひしがれているわけではない様子。今回の作品を撮り終え「やりきった」――そんな満足感を覚えているようだ。

その上で「オクラホマ!」というミュージカルに出演した際に、演出家のトレヴァー・ナンから「舞台をやっている俳優というのは5つぐらいルーツとなる役を持つものだ」と言われたことを明かし、「僕のキャリアを振り返ってみると、ローガンこそが僕のルーツ。僕にはこの1つしかないかもしれません。ローガンは僕の人生に多くの喜びをもたらしてくれた、本当に感謝すべき役でした」と話し、いかに自身もローガン/ウルヴァリンというキャラクターを愛し、これまで全精力を注いできたかを熱弁。

ヒューは映画「X-MEN」シリーズへの出演が決まった際には原作のコミックを読んだことがなく、ウルヴァリンの存在すら知らなかったそうだが、今となっては多くのファンが「ウルヴァリン=ヒュー」ととらえているのはまぎれもない事実で、何とも不思議な運命の巡り合わせだろう。

「LOGAN/ローガン」は「X-MEN」シリーズながらロードームービー仕立てのドラマに仕上がっており、そこには“家族”や“犠牲”といった心揺さぶるテーマが込められている。また、監督自ら望んだという「X-MEN」シリーズ初の“R指定”で演出にも一切妥協がなく、成熟した大人向けの作品だ。スリルだけではない、ヒュー演じる最後のウルヴァリンの命がけの闘いを、ぜひ脳裏に刻んで欲しい。