エース小川の離脱に言及した内山監督。手短ながらも労いの言葉をかけたことを明かした。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 イタリアとのグループステージ3戦目に向けてトレーニングを行なったチームに、残念なニュースが飛び込んできた。ウルグアイ戦で負傷交代した小川航基が、左膝の前十字じん帯断裂および半月板損傷と診断され、離脱(イタリア戦まで帯同)が発表されたのだ。

 絶対的エースの離脱を誰よりも悔しがったのは、もしかすると内山篤監督かもしれない。2年半前のチームの立ち上げ当初から前線の柱に据えてきた愛弟子を、集大成の場となるワールドカップの舞台で突然失うことになるとは、思いもしなかったに違いない。

 小川の離脱に対し、指揮官は「残念ですね」と切り出し、失意に満ちたストライカーへ「長いサッカー人生でそういうこともある。しっかり治して」と声を掛けたことを明かした。
 現時点で小川の怪我がどれほどで完治するのかは明らかにされていない。ただ、診断結果を見れば、長期離脱を余儀なくされるのは大方予想がつく。

 本大会が近づくにつれ、クラブ、代表で結果を残し続け、南アフリカ戦でも貴重な同点ゴールを挙げた。まさに上り調子の最中で起きたアクシデントは、無念と言うしかない。

「小川のためにも…」。イタリア戦に向けて意気込みを語る指揮官の言葉には、そんな決意も滲み出ていたようにも感じられた。

取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)