25日、韓国の文在寅大統領から外交部長官候補に指名され、人事聴聞会を控える康京和国連事務総長特別補佐官が韓国に帰国、元慰安婦らと面会する考えがあることを表明した。写真は韓国の元慰安婦らが共同生活を送るナヌムの家。

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2017年5月25日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領から外交部長官候補に指名され、人事聴聞会を控える康京和(カン・ギョンファ)国連事務総長特別補佐官が韓国に帰国、元慰安婦らと面会する考えがあることを表明した。韓国・ニュース1などが伝えた。

康氏はこの日午後、ソウル市内の外交部庁舎近くに設けた臨時事務室に出勤、取材陣から「慰安婦被害者に会いに行く考えがあるか」と問われ、「実は先ごろ休暇で(韓国に)来た際に会いに行こうと連絡したところ、お一方の体調が良くないとのことで見送った。機会があれば必ず一度行こうと思っている」と答えた。

また、今回外交部長官に指名されたことについて「国際舞台での10年の経験であるとかさまざまなことを考慮し私を呼んだものと思う。大統領が重責を任せてくれたという信頼に感謝し、期待に応えるため最善を尽くす」と述べた。

国会の人事聴聞会を経て康氏が正式に外交部長官に任命されれば、韓国の憲政史上初の女性外相が誕生することになる。康氏をめぐっては「慰安婦問題を世界に広めるため国連での勤務を希望した」とのエピソードがこのほど韓国で報じられ注目されていた。

韓国のネットユーザーからは、今回の康氏の帰国を待ち受けたように「これ以上、屈辱外交はやめようぜ」「日本人は今ごろブルブル震えてるらしいじゃないか」「国連にいる時から慰安婦問題に強硬姿勢を示してきた人だ。何も心配ない」など、正式任命とその手腕に期待する声が寄せられている。

しかし「機会があれば会いたい」との発言には不満げな反応も少なくない。記事には「会うなら今でしょ」「いい知らせを持って、機会を作ってでも会いに行って」「忙しくても時間を割いて必ず会うべき」「おばあさんたちが他国にいるわけでもないんだし、絶対会ってほしい」といった声が寄せられ多数の共感を得たほか、「あなたの仕事はおばあさんたちと会うことじゃない。日本の謝罪を受けることこそが、あなたに与えられた天命だ」との指摘もあった。

また一方では、こうした批判や辛口コメントを残すユーザーに対し、「前回は先方の都合で駄目だったけど、状況さえ整えば会うという意味では?記事をちゃんと読んで」「悪口を書いてる人は、康さんが国連で何をしてきたかどうせ知らないんだろ」「そういう自分は何か慰安婦問題解決のために努力したことでもあるのか?」と指摘するコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)