韓国の文在寅大統領から、外相候補に指名された康京和(カン・ギョンファ)国連事務総長特別補佐官は、北朝鮮の挑発に対しては断固と対処しつつも、人道支援は無条件で行うべきと述べた。25日、仁川国際空港で記者団に語った。

北朝鮮が繰り返しているミサイル発射実験などの挑発行為について「業務報告を受けた後で、さらなる検討が必要」としつつも、「さらなる挑発があればさらに強力な制裁が必要だ」と述べた。

元アナウンサー

同時に「人道的支援は、人間が苦痛を受けていることに対して行うべき人類普遍の価値で、政治的考慮とは別途に行うべき」「それが国連の原則で、そうすべきだと考える」と述べた。

康氏は、英語放送のアナウンサーとして公共放送KBSで活躍後、世宗大の助教授を経て、金大中政権時代の1999年に外相補佐官に任命された。

アナン事務総長時代の2006年から国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の副弁務官、2013年からは国連人道問題調整事務所(OCHA)の事務次長兼副調整官を勤めた。

歓迎の声

韓国メディアは、国連安保理で北朝鮮に対する新たな制裁の議論が進む中での康氏の発言は、文在寅政権の対北朝鮮政策の方向性に基づいたもので、その背景には康氏の国連での経験が色濃く反映されていると分析している。

康氏が外相に正式に任命されれば、韓国では初の女性の外相ということで注目を浴びており、韓国国内のリベラル派、NGOなどから歓迎の声が上がっている。

あるNGO関係者は康氏について「女性、性的少数者(LGBT)、難民、移民、海外援助などにおける人権の重要性をよく理解していて、グローバル・スタンダードで考えることのできる初の外相になるかもしれない」と高く評価した。