【全文その1】ハリルホジッチ監督、日本代表メンバー発表会見。GK川島をべた褒めする

写真拡大

6月に行われるワールドカップ予選に向け、25名の日本代表メンバーを発表したヴァイッド・ハリルホジッチ監督。

会見は日本サッカー協会のYoutube公式チャンネルで生中継された。

【関連記事】日本代表メンバー発表、ブルガリアからMF加藤恒平をサプライズ招集(17/5/25)

今回は、その代表メンバー発表会見の全文をお届け。あまりの長文になるため、前編と後編の二度に分けてお伝えする。

※できる限り口語のまま掲載

ヴァヒド・ハリルホジッチ(日本代表監督)

「皆さん、こんにちは。

最終予選の終わりがだんだんと近付いてきました。これから毎回の合宿が決定的なものになると思います。

そして今回の合宿に関してはシーズンの違う選手が多々いますから、まだ全員がシーズンを終わったわけではないですからね。国内組はまだ戦いを続けていますし。

そういったことも考えますと、今回の合宿もまた違うやり方になるだろうと。しっかりトレーニング、調節をしながらやっていなかければいけないということになりそうです。

2試合ありますけども、最初はフレンドリーマッチですね。それからイランに行ってイラクとやりますね。

最初の試合は東京、FC東京のスタジアムでやりますね。改めてですね、ここでこの試合をオーガナイズしてくれたキリンさんに感謝を申し上げたいと思います。

そして、『なぜここでシリアとやるか』ということですけども」

「シリアの前にはいろんな国からもオファーがあったり、いろんな国のことを考えたんですけども、なかなか同意に至らず最終的にはシリアになりました。

それからですね、できるだけテヘランに近付いて合宿をしようということも考えましたけど、相手国からもいろいろなことを拒否されてということもありました。

そして我々が日本にいるということですけども、まずは海外組がバカンスで日本に帰るという点があります。土曜、日曜とかけてまずは海外組から合宿をスタートします。

そしてJリーグの日程が日曜日に試合がありますので、アウェイに行って試合をするというのが難しい。

それからシリアを選んだということですけど、この相手はイラクにすごく似ているチームです。さらにはAグループ、プレーオフに回る可能性がまだありますよね(シリアは現在4位)。フィジカルとアグレッシブさを備えた相手ですよね。

そして守備のデュエルがものすごく強く、統計上も最終予選では3失点しかしていないと。我々にとってはかなり良いテストなんじゃないかなと思います。

それからこの試合の後、本当に決定的な試合が待ってますね。イラク戦ですけども。そしていろんなことを変更を加えながら準備を進めていきたいと思います。

まずは小さなスタジアムでやらざるをえません(キャパシティは8000人ほど)。

スタジアムの変更を要求したんですけど、それは不可能でした。そしてスタジアム、グラウンドの様子も見ました。いろんな試合がやられていましたからしっかり見ましたけども、良い状態ではありませんでした。

二ヶ月前に津村(総務の津村尚樹氏)が現地に赴いていろいろなことを改善できるようトライして、それから10日ほど前に湯川(代表チーム部部長の湯川和之氏)の方にイランに行ってもらって、グラウンド責任者と話をして、グラウンド状態を改善するように伝えました。

そして毎週毎週、現地からグラウンドの工事の状態がどうかということが我々の耳に入ってきているという状態です。我々の選手はより良いグラウンドでプレーしたいと思っていますから。なぜかと言うと、我々はより良いところでいつもプレーをしていますから。

もしかしたら、イラクに対する良いフットボールをするためのグラウンドではないかもしれないですね。つまり全てのディテールを見て、この試合をより良いものにするためのトライをしています。勝つためにですね」

「このイラクに勝てば、最終予選突破に向け大きな一歩が進めるんじゃないかなという気持ちでいます。私もすでに戦略を練っていますし。

まずはシリアとやるわけですけども、おそらくイラクと同様にフィジカル、アグレッシブに来る相手だと思います。私にとってはこのシリアという相手は良いチョイスをしたのではないかなと思っています。

この合宿では少しの変更を加えています。戦略に関してですね。

それは何人かの選手のパフォーマンスを私は納得していないということも含めています。変更する選手、新しい選手というものが加わってくる。

それから怪我を抱えた選手がどのような状態でここに来れるか、というのも様子を見ながらというチョイスになります。二、三回ほど怪我を抱えたまま合宿に進んだということもありますからね。

今回は25人の選手を呼びたいと思っています。もちろんバックアップメンバーの選手も何人かいて、怪我の時には彼らが代わりになります。

では今からリスト、選手の名前を申し上げます。合宿に参加する選手ですね。

もう土曜日から合宿はスタートします。まずはスタッフが合流します。日曜日には7人の選手が集まります。ここに来ますね。それから、試合がまだある選手はその後合流します。来週の最後くらいには海外組の選手が全員参加するかな。

国内リーグ組に関しては、6月4日の試合をした後ですね。Jリーグが終わった後にすぐ来る選手もいます。

この合宿には3人のキーパーを呼びます」

ゴールキーパー:

川島 永嗣(メス/FRA)
東口 順昭(ガンバ大阪)
中村 航輔(柏レイソル)

「エイジとヒガは、ここのところ安定したパフォーマンスを見せていますね。

長い間西川、林という者も追跡してきましたが、現在彼らのパフォーマンスにあまり満足していません。

5番目くらいの選手だったんですけど、ここに今入れている選手(中村航輔)がいます。若い選手ですね。合宿に呼びます。

ここ最近、素晴らしいクオリティを見せてくれていますね。柏も今2位につけていますけども、彼のパフォーマンスによるものも大きいのではないでしょうか。

キーパーに関してもフィールドの選手に関しても、パフォーマンスが良ければここに入るということです。

私の場合は、リストは必ず変更がありますよね。全員にプレッシャーをかけながら、二ヶ月前に良かった選手が今良いわけじゃありませんからね。

それからシリア戦、イラク戦には最も良いパフォーマンスの選手が必要ですからね。我々の基準、我々の厳しさというものが合っているのかこれから様子を見なければいけません。まぁ彼次第ですね。

もう一度強調しておかなければいけないのは、エイジのパフォーマンス、態度、行動の素晴らしさですね。

メスとサインした時は第3GKという形でした。ただトレーニングを続けて、毎回我々が呼んだ時には本当に素晴らしい野心、気持ちを持って来てくれます。

経験がある選手で、不遇な状態でクラブにいてという選手でしたけども、彼が日常でトレーニングすること、それから合宿でのトレーニング、それからGKコーチとのディスカッションを通してですね。

簡単な決断ではなかったですけども、リスクもある決断になりますけども。彼が最後の最後に席を勝ち取って、代表でものすごい良いパフォーマンスを発揮してくれている。そしてメスでも活躍を続けて、ある節では最も良い選手に選ばれましたね。

これは一番良いメッセージになるのではないでしょうか。こんなに経験がある選手がトレーニングをしながらパフォーマンスを維持している。それから若い選手もここ最近頑張ってきていると。

本当にいろんな人にこのスピーチを聞いてほしいですよね。それから守備に行きます」

サイドバック:

酒井 宏樹(マルセイユ/FRA)
酒井 高徳(ハンブルガーSV/GER)
長友 佑都(インテル/ITA)
宇賀神 友弥(浦和レッズ)

「今までいた選手ですね。ヒロキ、ゴートク、長友…。

ヒロキはマルセイユで完全な先発ですね。

ゴートクも良いシーズンとなりましたね。またチームを救ったということです。

ユウトはここ最近いいプレーをしていますね。またユウトが自分のパフォーマンスを取り戻したというのは嬉しいですね。

それから長い間ずっと追跡してきた選手(宇賀神友弥)です。

彼の監督(ミハイロ・ペトロヴィッチ)とも話をしてきました。4バックの左として考えています。右もできる感じがします。右利きですけども。3バックで右センターバックもやっていましたよね。

過去にもこのポジションはいろんな選手を呼んでトライしましたけど、今度は彼の番ですよね。

28歳。すごく若いというわけではないですよね。経験はあると思います。この合宿でどのような活躍を見せるか様子を見てみたいと思います」

センターバック:

吉田 麻也(サウサンプトン/ENG)
三浦 弦太(ガンバ大阪)
昌子 源(鹿島アントラーズ)
槙野 智章(浦和レッズ)

「ここにも少し新しい選手がいますね。

マヤはA代表でもクラブでも大事な選手になりましたね。昌子も自分のクラブしっかりと伸びてますよね。

マキもシーズンの最初の方はちょっと難しい状態が続きましたけど、パフォーマンスが戻ってきて、特にフィジカルが戻ってきましたよね。マキはもっと出来ると私は信じています。

そして三浦という選手を入れました。ここニ、三ヶ月、特に注意して見てました。

森重という選手もA代表でずっと先発を張ってたんですけど。丸山もいましたけど、ちょっと私は満足をすることはできませんでしたね。

そしてここ二ヶ月、この若い選手(三浦弦太)が特にフィジカル面で良いパフォーマンスを見せていますね。デュエルの空中戦、地上戦も強いですし、それから後ろからの組み立ても上手い。賢さを見せます。この若い選手を信頼したいと思います。

ちょっと植田を抜いているかな、と。なぜなら植田は怪我もありますから。彼もこの合宿中にどのような活躍をするか見てみたいと思います」