フィリピン南部ミンダナオ島イリガンで、軍と武装勢力が戦闘中のマラウィから避難してきた人々(2017年5月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)市内では25日、軍がヘリコプターや装甲車を展開し、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓う武装勢力との戦闘が続いている。現地からの報道によると、武装勢力は市民を殺害しているという。

 イスラム教徒が多数を占めるマラウィでは23日、イスラム系武装勢力と治安部隊が衝突。ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領がフィリピン全土の3分の1に当たる南部各地に戒厳令を布告した。

 当局によると、マラウィでは武装勢力が住宅街に身を隠し、路上に即席爆弾を幾つも仕掛けたり、キリスト教徒を人質に取ったりしているため、事態の解決は非常に難しい状況だという。

「市民は怖がっている。誰も店を開けたがらず、企業もオフィスを閉めている。われわれとしては、市民が『人間の盾』に使われることは避けたい」と、マジュール・ウスマン・ガンダムラ(Majul Usman Gandamra)氏は語った。

 AFPのカメラマンによると、市上空では軍用ヘリコプター2機が旋回し、自動小銃の発射音が響く中、路上を何台もの装甲車が頻繁に行き来しているという。
【翻訳編集】AFPBB News