夫婦で“共通”の趣味を持つメリットって?

写真拡大

「夫婦の会話が減ってきた」「休日はそれぞれ別々に過ごすことが増えた」……など、夫婦で共通の趣味がない、夫婦で一緒に過ごす時間が少ない、と悩んでいませんか? 実は、夫婦で共通の趣味を持つことは、仲良し夫婦でいるためには欠かせないと夫婦コメンテーター・三松真由美さんはいいます。そこで今回は、夫婦で共通の趣味を持つメリットや、夫婦向けのおすすめの趣味について、三松さんの解説や既婚女性に実施したアンケートを元に紹介します。

■夫婦共通の趣味がもたらす効果

はじめに、夫婦で共通の趣味を持つメリットについて見ていきましょう。三松先生に教えてもらいました。

◇(1)「恋愛感情」がなくなったときに、2人をつなぐものがあったほうがいい

結婚後、月日が経つと夫婦のライフスタイルは変わってゆきます。子どもが成長し、手が離れ、いずれ夫婦2人きりになる。子どもを育てることだけが2人をつなぐブリッジだった夫婦はそのときが辛く、熟年離婚を考える人も出てきます。

逆に子どもに手がかからなくなったとき、やっと2人きりで余裕を持って楽しく過ごせるようになった、と捉える夫婦は前者と何がちがうのでしょうか。明らかなのは共通の趣味があることです。2人で旅行を楽しむ、ゴルフをする、ジョギングをする、大型犬を飼う、畑を買って野菜を作る。変化球で言うと、カフェをはじめる、海外移住をするなど。2人きりになったときにのめり込む趣味があると、結婚生活後半も楽しく過ごせるのです。

◇(2)趣味を通して普段見られないパートナーを再発見

犬小屋作りをきっかけに大工仕事に目覚め、2人でホームセンターに通うのが楽しくなった。木を切るのは夫の仕事。ハチマキを巻いてノコギリを持つ夫が頼もしい。会社に通う姿しか知らない妻は「夫ってこんなもん」という人物認識をしていますが、趣味を通してまったくちがう姿を見ることができるのです。特にものづくりや農業、車、ロードバイクなど身体を動かす趣味は「男の役割」が強調されるので、忘れていた男らしさを垣間見ることができますよ。

一方、裁縫や料理などは女性の得意分野。夫に妻の魅力を再発見してもらいやすい趣味と言えるでしょう。

◇(3)共通の体験を重ねることで夫婦の絆がUP

会話が減っていた夫婦が毎朝ウォーキングをすることで、街の再発見ができて話題が増えたという話を聞いたことがあります。「カフェを見つけたから今度コーヒーを飲みに行こう」「ヨガ教室を見つけたから体験をしてみよう」など。健康のためにはじめたウォーキングが、夫婦愛の結束を強めたという事例です。2人で肩を並べ、外を歩くということは、食卓で向かい合うポジションとは異なります。ウォーキング中はくだらないことでも気軽に話せ、会話も行動も広がってゆくのです。

夫婦でスポーツ系の趣味を持つと、お互いの身体をいたわる心が芽生えます。また、生物を育てたり、ものを作ったりする趣味では、目標達成したときに充実感をシェアできるメリットがあるでしょう。

■夫婦で一緒に! 共通の趣味ランキング

夫婦共通の趣味がもたらす効果についてわかったものの、夫婦で一緒にできる趣味ってどんなものがあるのか気になった人もいるのでは? そこで次に、世の中の夫婦の「共通の趣味」事情について調べてみました。

Q.夫婦で共通の趣味を持っていますか?

はい52%
いいえ48%

まず、共通の趣味を持っている夫婦がどれくらいいるのか調査したところ、意外にも半々に分かれる結果が。「共通の趣味を持っている夫婦」と「そうでない夫婦」は、同じ割合存在することがわかりました。

また、「共通の趣味を持っている」と回答した人の中でもっとも多かったのは、「食べ歩き」で17.5%でした。食べ物を通じて手軽に「幸せ」や「楽しさ」を共感できる点が人気のようです。

1位「食べ歩き」17.5%
2位「旅行」17.1%
3位「映画・ドラマ鑑賞」13.7%
4位「その他」11.4%
5位「ドライブ」10.4%
※5位以下省略

「食べ歩き」の次に多かったのが「旅行」で17.1%。お盆や年末など、大型連休を利用して毎年1回の海外旅行を楽しみにしている夫婦もいれば、3カ月に1度、近場にプチ旅行を楽しむ夫婦もいたりとさまざまでした。

3位は「映画・ドラマ鑑賞」で13.7%。毎週、2人でドラマを観る時間を定番にしている夫婦や、話題になった映画は必ず劇場へ観にいく夫婦など、「映画・ドラマ鑑賞」を通じて楽しい時間を共有している人が多く見られました。

4位には「その他」が11.4%でランクイン。「その他」の中身を詳しく聞いてみると、テレビゲームを一緒にしたり、ペットを愛でるという回答が多く挙がりました。ペットが飼えない夫婦の中には「動物園にレッサーパンダを見に行くこと」(33歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)といったコメントもありました。

5位は「ドライブ」で10.4%。週末に大きな公園に行って散歩したり、ショッピングセンターへの買物をかねてドライブする人が多いようでした。

■共通の趣味がない……そんな夫婦にオススメの趣味3つ

アンケート結果より、約半数の夫婦は共通の趣味がないことがわかりました。このように、必ずしも夫婦が同じ興味・関心を抱くとは限りません。では、そんな夫婦が共通の趣味を持つにはどうしたらいいでしょうか? 最後に、価値観が異なる夫婦へのオススメの趣味について三松先生に教えてもらいました。

◇まずは固定概念を捨てて

「水泳が苦手だからプールは無理」と言いながら、アクアビクスを体験してプールが楽しくなった、という人が私の周囲で多数いました。

つまり、食わず嫌いはやめて、夫婦でさまざまな趣味を体験することが大切です。「一日体験コース」というチラシやネット広告を見つけたら「無理」「嫌い」というネガティブ思考を取っ払い「行ってみようよ」と夫を誘うくらいの勢いになってみて。格闘技が大好きな夫を長年横目で見ていた妻がボクササイズを体験し、実際にボクシングにハマった例もあります。何がいいかなど、やってみなければわかりません。まずは体験あるのみ。好奇心はいくつになっても持ち続けてください。

これから紹介するのは、私が夫婦にオススメしたい趣味です。ぜひチェックしてみて!

☆社交ダンス・サルサなどダンス系

ただでさえスキンシップがなくなっている夫婦。強引に手をつなぐチャンスを与えてくれるダンスをはじめるのもいいでしょう。教室にいるまわりのきれいな女性、そしてダンディな男性を見ると、意識してアンチエイジング効果も期待できますよ。

☆菜園、ガーデニング

植物を育てることは、毎日の積み重ね。朝、天候の話題から夫婦の会話が復活。収穫、花が咲いたときの達成感を共有すると、自然と笑顔になれるはずです。

☆旅行

夫婦仲をよくするために「まず外に出ろ」と、よくアドバイスをしています。近所の散策でも、買い物でも◎。環境と景色を変えると、新しい話題が出てきます。さらに、お互いのことについて、新たな発見もあるでしょう。

そして、それの究極版が「旅行」になります。温泉巡り、山巡り、湖巡りなど、テーマを決めてアルバムに残すくらいの思い出作りをするとモチベーションが継続します。ほかにも、今までまったく観たことがなかった相撲、コンサート、ミュージカル、芝居などを2人で初体験するのもオススメ。「意外におもしろいもの」が世界にはたくさんあります。それを2人で共有してみてください。

■まとめ

夫婦で共通の趣味を持っておくことは、結婚生活後半を楽しく過ごすために重要なことだとわかりました。結婚したばかりの夫婦は、仕事や子育てに追われ「趣味を見つける時間なんてない!」と思うこともあるでしょう。とはいえ、その先の夫婦生活を考えると、今から共通の趣味を探しておくメリットは十分ありそう。週末、三松先生オススメの趣味に挑戦してみてはいかがでしょうか?

(監修:三松真由美、文:ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時2017年5月16日〜2017年5月18日
調査人数:211人(22歳〜39歳の既婚女性)