中国メーカーが着実にシェアを伸ばしている中国の自動車市場。中国車の2017年1―4月における販売シェアは、前年同期比4.6ポイント増の45%に達した。国産品の購入は愛国の証という見方をする中国人からすれば、中国車のシェアが高まっていることは「良い傾向」と言えるようだが、それでも日本人の「国産支持」には及ばないという。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メーカーが着実にシェアを伸ばしている中国の自動車市場。中国車の2017年1―4月における販売シェアは、前年同期比4.6ポイント増の45%に達した。国産品の購入は愛国の証という見方をする中国人からすれば、中国車のシェアが高まっていることは「良い傾向」と言えるようだが、それでも日本人の「国産支持」には及ばないという。

 中国メディアの今日頭条は22日、日本の自動車市場では日本車が圧倒的なシェアを獲得していると指摘し、それは日本人が「国産支持」の精神を持っているためだと主張したうえで「その考え方は尊敬に値する」とする記事を掲載した。

 記事はまず、日本人が好む自動車について紹介。節約志向の強い日本では、軽自動車や小型車が人気だとした。そして、日本の自動車メーカーは日本人のニーズに合わせ、車体は小さくても室内空間が広く、経済的かつ実用的で、燃費の良いエンジンを兼ね備えた自動車を開発しているため、日本の消費者に受け入れられていると分析した。これは、大きな高級車が道を連ねて渋滞している中国とは真逆の光景だといえよう。

 日本人ではホンダのアキュラ、トヨタのレクサス、日産のインフィニティといった高級車が、中国で大人気のベンツ、BMW、アウディと比べて遜色ない地位を確立していると指摘し、日本人は国産車に対して大きな信頼を寄せていると強調した。

 記事はこのように、日本人が日本車を購入することを愛国心と結びつけている。中国企業も中国人消費者の支持によって成長を続けているものの、日本人の愛国精神にはまだまだ届かず、団結力があり、口だけでなく実際に行動する「日本人から学ばなければならない」と結論付けた。

 愛国精神から日本車を購入するという考えが日本人にどれだけあるかは甚だ疑問だが、日本車の質の高さとニーズに合った製品開発が消費者に受け入れられていることは間違いなさそうだ。中国メーカーもその点では日本メーカーから学べるに違いない。(編集担当:村山 健二) (イメージ写真提供:123RF)