<トランプ米大統領初の外遊に同行したメラニア夫人が、王族が支配するサウジアラビアに訪ねたときの七変化>

ドナルド・トランプ米大統領の外遊に同行してサウジアラビアを訪問したメラニア夫人の、王様の宮殿にも負けないファッションがいつになく強くて面白い。解説しよう。

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スカーフ着用しなくて良かった

20日、リヤドの空港に到着したメラニアでまず目についたのは、イスラム教徒の女性が外出時に着用するスカーフをしていないこと。一緒に到着したトランプの長女、イバンカもスカーフはしていなかった。実は、ヒラリー・クリントン、アンゲラ・メルケル、オバマ前大統領夫人のミシェル・オバマが訪れたときもスカーフはなかった。

(トランプ米大統領とメラニア夫人がサウジアラビアに到着)


スカーフはなくても、メラニア・ファッションの評判は上々。現地紙アラブ・ポストは「上品で礼儀正しい」というタイトルでメラニア夫人の着こなしを称賛した。

タラップの上に姿を表したメラニアは、ステラ・マッカートニーの黒いゆったりしたジャンプスーツに、サンローランの幅広ベルトでウエストをマーク。サウジアラビアの伝統衣装「アバヤ」に似たデザインのスーツを取り入れたことから、中東の文化に理解があると高く評価された。

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ファッションリーダーにメラニア!?

メラニアの着こなしは、サウジアラビア女性にも受け入れられたようだ。現地では、アバヤをメラニア風にアレンジした「メラニア・スタイル」がSNSに投稿された。「全身を黒でまとめてゴールドの薔薇をウエストに付ければ、ほぼ一緒」。


夜はサウジアラビアのサルマン国王主催の歓迎行事に参加。この夜は肌の露出を抑えた赤紫色のロングドレスを選んだ。中東レバノン出身のデザイナー、リーム・アクラのもの。

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サルマン国王のエスコートのもと会場のムラバ・パレスに姿を現したメラニア Bandar Algaloud-REUTERS


今月上旬にマルコム・ターンブル豪首相と夕食を共にした際のクリスチャンディオールのレモンクリーム色のドレスと形が似ている。

(5日ニューヨークで行われた米豪首脳会談の夜)


2日目はリヤド市内のアメリカンスクールと、従業員が全員女性の米ゼネラル・エレクトリック(GE)社のサービスセンターを訪問。待ち構える報道陣の前に現れたメラニアは、ベージュのシャツワンピース姿。サファリテイストが織り込まれたワンピースはラルフ ローレン コレクションのもの。合わせた靴についてニュースサイトNine.comは、「47歳ながら、ゼブラ柄のスティレットヒール (細く高いヒール)をきれいに履きこなしている」と褒めた。

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ファッションメディアも絶賛したピンヒールで歩くメラニア Hamad I Mohammed-REUTERS


リヤドで過ごす最後の夜はトランプのスピーチもある大事な一幕。強いファーストレディスタイルに回帰するように、ドルチェ&ガッバーナのセットアップで登場した。

(白いパンツスーツを褒める投稿)


サウジアラビアの後、イスラエル、パレスチナ自治区を訪ねたトランプとメラニアは、24日からヨーロッパ入り。バチカン訪問の後、26日からイタリアで行われる主要7カ国(G7)会合に参加する。中東で上々の評判を得たメラニアは、ヨーロッパではどんな着こなしを見せてくれるのだろうか。

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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部