24日、韓国メディアによると、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備問題をめぐる問題で韓国を訪れる中国人観光客が急減する中、日本人観光客数も減少傾向を見せていることが分かった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウル。

写真拡大

2017年5月24日、韓国・スポーツ東亜によると、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備問題をめぐる問題で韓国を訪れる中国人観光客が急減する中、日本人観光客数も減少傾向を見せていることが分かった。

韓国観光公社が23日に発表した「4月の韓国観光統計」によると、中国人観光客は3月中旬から始まった団体訪韓観光の規制が大きく影響し、昨年同期比66.6%減少の22万7811人を記録した。また、これまで順調に回復の兆しを見せていた日本人観光客も、北朝鮮による挑発や朝鮮半島情勢に対する否定的な報道が相次いだ影響で、昨年同期より5.4%減少した。長い間低迷していた日本の訪韓市場は昨年後半から徐々に回復し始め、今年に入ってからは確実な上昇曲線を描いていた。

訪韓観光客数の1位、2位を占める中国と日本が相次いで減少したことにより、4月の訪韓観光客全体の数も昨年同期より27.2%減少の106万9833人にとどまった。韓国政府は中国人観光客の減少に対応するため訪韓市場の多角化に注力してきたが、市場の減少を防ぐことはできなかった。

幸い中国は最近、THAAD配備をめぐって悪化した状況を少しずつ改善させようとする動きを見せている。日本に関しても韓国観光公社や韓国訪問委員会などの大規模な訪韓促進団が現地を訪問してプロモーションイベントを相次いで開催するなど、迅速な対応を行っている。

しかし、このような状況変化や迅速な対応にもかかわらず、韓国では中国と日本の訪韓市場が回復するのは早くても10月以降になるとの見方が強い。そのため、韓国政府が今年の目標に掲げている外国人観光客1800万人の達成にも赤信号がともっている。

これについて、韓国のネットユーザーからは「中国や日本の観光客がいないから静かでいい」「どうせ韓国は観光業で食べていける国ではない」「他の国からの観光客が徐々に増えている。心配することはないよ」など楽観的な意見が多い。

そのほか「歴史的に見ても中国人や日本人に頼って生きていくのは良くない。今まで何度裏切られたことか」「中国人観光客を恋しがる必要はない。今後はもっと良質な観光産業をつくっていこう」と主張する声も。

一方で「観光客の減少数ではなく売り上げの減少額を知ったら『中国人観光客は来なくていい』なんて言えなくなる」「外交上の問題もあるけど、ぼったくりをしない、不親切な対応しないなど市民の努力も必要」と指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)