24日、米メリーランド大学で行われた卒業式で中国人留学生が「入学の理由は新鮮な空気」などとスピーチし中国国内などから激しい非難を受けた問題で、中国外交部の陸慷報道官は「すべての中国国民はいかなることに対しても責任ある態度を取らなければならない」と述べた。

写真拡大

2017年5月24日、米メリーランド大学で行われた卒業式で中国人女子留学生が「入学の理由は新鮮な空気」「ここの空気はとても新鮮で甘い」などとスピーチし中国国内などから激しい非難を受けた問題で、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は定例記者会見で、「すべての中国国民はいかなることに対しても責任ある態度を取らなければならない」と述べた。網易新聞が伝えた。

報道によると、留学生はスピーチで「入学の理由は新鮮な空気」「ここの空気はとても新鮮で甘い」などと発言し、さらに「言論の自由というもう一つの新鮮な空気も味わった。中国でも『独立宣言』は授業で知っていたが、人生、自由、幸福の追求といった言葉は何の意味もなく、ただテストで得点するためのものだった。留学して初めてその意味を知った」などと続けた。この動画がネット上で拡散したことで、中国国内から批判が殺到。留学生の地元の昆明市が公式ウェイボー(微博)で「(空気が悪いというのは)ぬれぎぬだ」「昆明の空気も新鮮で甘い」などと訴えたほか、留学生の両親の個人情報がネット上で暴露されるなどの騒動に発展していた。

陸報道官は記者会見でこの騒動についてコメントを求められ、「すべての中国国民はいかなることに対しても責任ある態度を取らなければならない。中国関連の問題だけでなく、あらゆる問題に対してそうあるべきだ」と述べた。

さらに留学生がその後ブログで「祖国と故郷を深く愛している。国や故郷をおとしめる意図はなかった。帰国して祖国のために貢献したい」などと謝罪したことについては、「中国から多くの学生が海外に出て学んでいる。そうした若者の物の見方は発展し変化するが、心の底からを自分の国を愛し祖国に貢献したいと思うなら、政府は奨励し支持し歓迎する」とも述べた。(翻訳・編集/柳川)