10日間よく耐えた!稀勢の里無念の休場

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■稀勢の里欠場

 大相撲5月場所、連日両国国技館をにぎわせていた稀勢の里だが、11日目となる24日、休場を決定した。初日からだましだまし相撲を取っていた感が否めない稀勢の里は10日間相撲を取り6勝4敗という成績で幕を閉じた。初優勝から3連続優勝という前人未到の記録はおろか、今まで戦績に「休」の字がついたことの無い稀勢の里に初めて「休」の字がつくことになる。

【10日目は】モンゴル勢の勢いに呑まれた日本人力士、大相撲5月場所

 恐らく今場所「出場してくれ」というファンと「出場はしてほしいけど無理はしてほしくない」というファンの半々だったのではないかと思う。実際今場所のチケットは90分で売り切れたわけだが、稀勢の里見たさというファンも少なくない。稀勢の里が休めない理由の一つとしてそういったファンをがっかりさせたくないという想いが挙げられるだろう。さらに多くの懸賞金がかかっていたというのも休めない理由として少なからずあったはずだ。

 しかしそういうのは全て忘れてとにかく今はゆっくり休んでほしい。思えば1月場所が始まってから優勝を果たし、横綱となり、あっという間に3月場所が始まり、また優勝を果たし怪我をした。およそ半年間全く休めていなかっただろう。そんな稀勢の里に「お疲れさま」と声を大にして言いたい。

■弟弟子高安の恩返し

 今場所は特に2人の横綱が頑張ってくれている。日馬富士は11日目に初黒星を喫してしまったが状態はよく、ここ最近では一番調子がいいと言っても過言ではない。白鵬も連日集中した取り組みを見せ、11連勝と存在感を見せつけている。

 そしてなんといっても稀勢の里の弟弟子である高安の好調は目を見張るものがある。11日終わって9勝2敗。特に勝った相撲の多くはカチ上げを炸裂させ、カチ上げは高安の代名詞になりつつある。日本人力士である高安の存在は相撲ファンにとって今場所の明るいニュースの一つであることは間違いないだろう。稀勢の里不在の中、高安が大関昇進するということが兄弟子への恩返しになるのかもしれない。

■相撲ファンについて

 稀勢の里が横綱になったことで新たに相撲ファンになったという人は少なくないだろう。そして今場所彼が休場していくことでファンではなくなってしまう人も少なからずいるかもしれない。それでもきっと稀勢の里はいずれ元気な姿で土俵に上がってくる。3月場所のような感動を与えてくれる。

 運命のいたずらか、今場所も白鵬との横綱同士での取り組みはお預けとなった。(復帰すれば別だが、ないと考えていいだろう)逆にその対戦を見るまではファンでい続けてほしいと思う。元気な姿で横綱・稀勢の里が復帰するのを待っていてほしい。