米ロサンゼルスの市庁舎前で、カウンターデモの参加者から投げ付けられる石やビンから盾で身を守るネオナチグループ「アメリカ国家社会主義運動」のメンバーら(2010年4月17日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】かつて白人至上主義者だったものの、最近イスラム教に改宗した米フロリダ(Florida)州在住の男が、自分の新しい信仰を侮辱したネオナチ的見解をもつルームメート2人を殺害した疑いで逮捕された。

 警察発表によると、デボン・アーサーズ(Devon Arthurs)容疑者はルームメート2人の殺害を自供した後、19日に逮捕された。またアーサーズ容疑者がルームシェアをしている同州タンパ(Tampa)市のアパートメントの家宅捜査で警官が爆発物の材料を発見し、3人目のルームメートも逮捕された。

 現地紙タンパベイ・タイムズ(Tampa Bay Times)が22日に入手した警察報告によると、アーサーズ容疑者は2人を殺害した後、アパート近くの店で短時間、3人の人質をとって立てこもったという。その際、同容疑者は警察に対し、自分の新しい信仰をばかにされたため、ルームメート2人を殺害したと述べたという。

 連邦捜査局(FBI)の訴状によれば、これを受けてネオナチと特定されていたルームメート3人とアーサーズ容疑者がルームシェアをしていたアパートへ警察が捜査に入ると、3人目のルームメートでフロリダ州兵のブランドン・ラッセル(Brandon Russell)容疑者(21)が「泣きながら、明らかに動揺した」様子でそこにいた。

 捜索を行うと、爆発性の白い物質「HMTD」など爆弾の材料が見つかり、ラッセル容疑者も「未登録の破壊装置の所持および爆発物質の違法保管」の容疑で逮捕された。ラッセル容疑者のベッドルームからは、白人至上主義やネオナチのプロパガンダも見つかった。中には、米国で1995年に起きたオクラホマシティー(Oklahoma City)連邦政府ビル爆破事件の犯人ティモシー・マクベイ(Timothy McVeigh)元死刑囚(2001年に死刑執行)の写真を額装したものもあった。

 アーサーズ容疑者は、イスラム教に改宗する以前はラッセル容疑者、さらに殺害した2人とネオナチ思想を共有していたと述べている。
【翻訳編集】AFPBB News