2011年2月に韓国のNGOが行った北朝鮮向けのビラを入れた風船を飛ばす行事

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韓国の脱北者団体が、文在寅政権が成立後初めて、北朝鮮に向けてビラを飛ばす活動を行った。

韓国の通信社、ニュース1によると、脱北者団体である自由北韓運動連合のメンバー7人は22日夜、北朝鮮に向けて、北朝鮮のミサイル発射実験を糾弾するビラ30万枚を、大きな風船10個に入れて飛ばした。

ビラを飛ばした地点は、ソウルと板門店を結ぶ高速道路、自由路沿いの漢江と臨津江の合流地点付近で、川向うが北朝鮮だ。

風船には、「人民は飢えているのに、核ミサイルを撃ちまくる頭のおかしい金正恩にケリをつけよう」とのスローガンと、ミサイルを両脇に抱えた金正恩党委員長の絵が描かれた横断幕が吊り下げられ、1ドル(約112円)紙幣2000枚と小冊子500部も入れられた。

この団体は、以前から北朝鮮に向けて宣伝用ビラを飛ばし続けているが、北朝鮮に強硬な姿勢を示してきた保守派の朴槿恵前政権でさえも、北朝鮮をむやみに刺激するとの理由で、警察を使って彼らの活動を度々阻止してきた。

また地域住民も、北朝鮮軍による報復射撃の標的になりかねないとの理由で、抗議の声をあげている。

実際、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は2015年、ビラの入った風船を撃ち落とすための高射銃を追加で配備している。

この団体はまた、昨年12月に中国吉林省長白朝鮮族自治県から、北朝鮮の恵山(へサン)市にある金日成氏の銅像と普天堡(ポチョンボ)勝利記念塔までドローン2機を飛ばし、北朝鮮当局を激怒させている。

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リベラル派で、北朝鮮との対話や民間交流を再開させる姿勢を示している文在寅大統領が、このような活動に対してどのような姿勢を取るか注目される。